Instagramのアカウントは非公開に設定することが可能です。アカウントを非公開にすることで、投稿やプロフィールの一部がフォロワー以外のユーザーに見えなくなります。企業アカウントを非公開にする状況は考えにくいですが、Instagram運用をする上で仕様を把握しておいて損はないでしょう。
今回はInstagramの非公開アカウントについて解説します。アカウントを非公開にすることで非表示になるものや設定方法などを解説しているので、アカウント運用者はぜひご覧ください。
Instagramでは自分のアカウントを非公開にできる
Instagramでは自分のアカウントを非公開にすることが可能です。非公開に設定することでフォロワー外のユーザーに自分の投稿が表示されなくなり、他人からのフォローが承認制になります。また、プロフィールは非公開アカウントでも確認可能です。詳しく見ていきましょう。
フォロワー外のユーザーに自分の投稿が表示されなくなる
Instagramでは通常、自分のアカウントのページは誰でも閲覧可能になっていますが、非公開アカウントにするとフォロワー以外には自分の投稿が表示されなくなります。投稿はフォロワーのみに公開されるため、限定的な情報発信が可能です。
他人からのフォローが承認制になる
Instagramアカウントを非公開にすると、他人からのフォローが承認制になります。不特定多数からフォローされたくないときや、ユーザーの投稿などを確認してからフォロー承認したい時に便利です。
フォローリクエストが届くと、アクティビティに通知が届きます。「承認」か「削除」を選択して、フォローリクエストを処理することが可能です。
非公開アカウントはプロアカウントに変更できない
非公開アカウントはプロアカウントに切り替えることができないので注意が必要です。プロアカウントを非公開にした場合は自動的にプロアカウントから個人アカウントに切り替わります。
基本的にプロアカウントで運用している企業アカウントを非公開にすることは考えにくいですが、万一非公開にしなければならない状況になった場合は注意しましょう。特に、プロアカウントから個人アカウントに切り替えると、インサイトの情報がすべて削除されてしまいます。
再度プロアカウントに切り替えたとしても、過去のデータは確認できないので、しっかりと把握しておきましょう。
Instagramで非公開アカウントにすると非表示になるもの
Instagramで非公開アカウントにすると非表示になるものは以下の通りです。
- アカウントが発信したコンテンツ
- フォローアカウント・フォロワーアカウント
- 外部に共有された投稿
それぞれの非表示になる機能を詳しくご紹介します。
アカウントが発信したコンテンツ
アカウントを非公開にすると、フォロワー以外は投稿を閲覧できなくなります。アカウントを非公開した以降の投稿だけでなく、過去の投稿もフォロワー以外は閲覧できません。
また、フォロワー以外のユーザーはハイライトやタグ付けされたコンテンツも閲覧できなくなります。基本的に、プロフィール下部に表示されるコンテンツはすべて閲覧できなくなるので注意しましょう。
フォローアカウント・フォロワーアカウント
非公開設定にすると、フォロー・フォロワーアカウントの詳細が確認できなくなります。第3者からフォローしているアカウントやフォロワーのアカウントを知られなくなるため、表に出したくない関係性を知られたくない時に有効です。
ただし、フォロー数とフォロワー数は非公開アカウントでも表示されてしまうので注意しましょう。
外部に共有された投稿
Instagramの投稿を別のSNSで同時投稿、またはシェアしていた場合でも、アカウントが非公開になっていれば表示されることはありません。投稿のURLから直接遷移しても確認することはできないので覚えておきましょう。
Instagramで非公開アカウントにしても表示されるもの
Instagramで非公開アカウントにしても表示されるものは以下の通りです。
- プロフィールの各種情報
- 他人の投稿につけたいいねやコメント
- ストーリーズの閲覧履歴
- 投稿へのタグ付け
詳しくご紹介します。
プロフィールの各種情報
プロフィールの情報は基本的に公開されたままになります。アカウントを非公開にしても公開されるプロフィールの情報は以下の通りです。
- アカウント名
- プロフィールのアイコン
- 投稿数
- フォロー数・フォロワー数
- 自己紹介文
特にアカウント名やプロフィールのアイコンは個人の特定につながるため、素性を知られずにInstagramを利用したいなら吟味する必要があります。
他人の投稿につけたいいねやコメント
アカウントを非公開にしても、他人の投稿に付けた「いいね」やコメントは非公開になりません。他人の投稿に付けた「いいね」やコメントは他の操作でも非公開することができないので、他人に見られたくない場合は削除する必要があります。
他人の投稿につけた「いいね」やコメントは、「アクティビティ」の「インタラクション」から確認可能です。インタラクションは以下の操作で確認できます。
- プロフィール画面の右上をタップし、「アクティビティ」をタップ
- 「インタラクション」をタップ
まず、プロフィール画面の右上をタップし、「アクティビティ」をタップします。
次に「インタラクション」をタップすれば、インタラクションを確認可能です。「インタラクション」ではストーリーズへの返信も確認できるので、把握しておきましょう。
ストーリーズの閲覧履歴
アカウントを非公開にしても、自身が閲覧したストーリーズの閲覧履歴は残ります。ストーリーズでは閲覧したアカウントの履歴を確認することが可能です。履歴には非公開アカウントも表示されるので、ストーリーズを閲覧したことは相手に知られてしまいます。
ただし、閲覧履歴から自分のアカウントを閲覧されたとしても、相手が自分のアカウントのフォロワー出ない場合は一部の情報しか確認できません。
投稿へのタグ付け
相手の投稿に自身のアカウントがタグ付けされた場合は、自分のアカウントのタグが投稿に表示されます。ただし、そのタグから自身のプロフィール上に遷移しても、フォロワー外のユーザーであれば投稿は非表示のままです。
Instagramのアカウントを非公開にする方法を紹介
Instagramのアカウントを非公開にするには、プロフィール画面から「設定」を開いて、「プライバシー設定」で「非公開アカウント」のボタンをオンにすることで可能です。
まずは、プロフィール画面の右上からメニューを開いて、「設定」を選択しましょう。
次に「プライバシー設定」を選択して、「非公開アカウント」のボタンをオンにすれば、アカウントの非公開設定が完了します。
Instagramの非公開アカウントを解除する方法
もし、非公開アカウントを解除したくなった場合は、非公開に設定した際と同様の手続きで非公開アカウントのボタンをオフにしましょう。ただし、非公開を解除するとリクエストされたフォロー申請が自動で承認になるので注意が必要です。詳しくご紹介します。
解除するとリクエストされたフォロー申請が自動で承認になる
非公開アカウントにしている間に送られていたフォローリクエストは、非公開を解除する際に自動的に承認されてしまうので注意が必要です。もし、フォローリクエストにフォローされたくないアカウントが含まれている場合は、非公開を解除する前にフォローリクエストを拒否しておきましょう。
まとめ:アカウントを非公開にすれば、基本的な情報がフォロワー以外に非表示になる
アカウントを非公開にする方法や、公開されなくなる項目について紹介しました。非公開アカウントにすると、アカウントが発信したコンテンツやフォロワーなどが非表示になります。企業アカウントで利用する機会は考えにくいですが、仕様として覚えておきましょう。
また、プロアカウントは非公開にすることができません。プロアカウントを非公開にすると、自動で個人アカウントに切り替わってしまうほか、インサイトの情報が消失してしまうなどのデメリットもあるので注意しましょう。