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Instagramの投稿の種類を解説!フィード投稿、ストーリーズ投稿、リール投稿それぞれの特徴や注意点・投稿時のポイント

Instagramには3種類の投稿方法があります。それぞれ特徴が異なるため、施策に応じて使い分けることが重要です。しかし、これからInstagram運用を始める方の中には、それぞれの投稿方法をどのように活用すれば良いか分からないという方も多いでしょう。

今回はInstagramの3種類の投稿方法について、それぞれの特徴や注意点、投稿時のポイントを解説します。特にこれからInstagram運用を始めたい人には有益な情報になるので、ぜひご覧ください。

Instagramの投稿方法は3種類

Instagramには以下の3種類の投稿方法があります。

  • フィード投稿
  • ストーリーズ
  • リール

それぞれの投稿方法は投稿できるコンテンツの内容やキャプションの有無など、様々な違いがあります。Instagram運用をしていく際にはそれぞれの特徴をしっかりと把握し、施策に合わせた投稿方法を選択することが重要です。詳しく見ていきましょう。

フィード投稿

フィード投稿とはInstagramのフィード上に表示される投稿です。フィードとは他のSNSにおけるタイムラインに相当するもので、Instagramにおける最も基本的な投稿方法になります。

最大の特徴は投稿できる内容の柔軟性です。他の投稿方法では画像や動画の推奨サイズや比率が限定されていますが、フィード投稿では以下の3種類から選択することができます。

推奨アスペクト比ピクセル
正方形1:11080×1080ピクセル
縦長の長方形4:51080×1350ピクセル
横長の長方形1.91:1 1080×566ピクセル

また、投稿にキャプションをという文章情報を付けることができるので、投稿した画像や動画を文章で補足できるのも特徴です。

画像は最大10枚まで同時に投稿が可能で、動画は最大60分まで投稿できます。特に動画については後述するリールでは最大90秒までしか投稿できないため、長尺の動画を投稿する際にはフィード投稿を利用しましょう。

ストーリーズ

ストーリーズは縦型の画像や動画を投稿できる投稿方法です。フィード上部のストーリートレイに表示され、基本的にはフォロワーのみが閲覧することができます。

最大の特徴は投稿してから24時間経過すると、自動的にストーリートレイから消えてしまうことです。投稿してから24時間経過すると自動的に投稿がアーカイブされ、ユーザーが閲覧できなくなってしまいます。

また、スタンプという機能を利用できるのもストーリーズの特徴です。スタンプ機能とはストーリーズに様々な要素を挿入できる機能で、文字やハッシュタグ、メンションをはじめ、ユーザーへのアンケートや質問ができるものも存在します。スタンプ機能を上手く活用すれば、フォロワーのニーズや意見を効率的に収集することが可能です。

ストーリーズに投稿できる画像の数はフィード投稿と同様、最大10枚までとなっています。動画の場合は15秒の動画を4本まで同時に投稿することが可能です。15秒を超える動画を投稿した場合、15秒ごとに自動的に分割され、60秒以降はカットされてしまうので注意しましょう。

加えて、他の投稿方法と異なりキャプションが存在しないため、他の投稿よりも情報量が少なくなってしまうのも特徴です。基本的にはタイムリーな情報の提供や、スタンプ機能を活用したフォロワーとのコミュニケーションに向いている投稿方法といえるでしょう。

リール

リールは縦型のショート動画を投稿できる機能です。最大90秒の動画を投稿可能で、キャプションで文章による補足をすることができます。

最大の特徴はリールタブという専用のタブが用意されていることです。リールタブではユーザーが普段閲覧している投稿に近いリールが順番に流れます。リールはフィード上にも表示されるので、他の投稿方法と比べて掲載される場所が多く、ユーザーに閲覧される可能性が高いです。

また、リールタブではフォロワー外のユーザーにもリールが表示されます。Instagramは拡散力の弱いSNSなので、フォロワー獲得のためにはフォロワー外ユーザーに投稿を閲覧してもらい、自社アカウントに興味を持ってもらうことが重要です。

フォロワーの獲得はInstagram運用で目的を達成するための第一歩になることが多いので、リールは積極的に活用していきたい投稿方法であるといえるでしょう。

Instagramにおける種類ごとの投稿方法を紹介

Instagramにおける種類ごとの投稿方法を紹介します。それぞれ投稿方法に違いがあるので、効率的にアカウントを運用するためにも、しっかりと把握しておきましょう。

フィード投稿の投稿方法

フィード投稿の方法は以下の通りです。

1.アプリ下部の新規投稿タブか、プロフィール右上の「+」アイコンをタップ

2.「投稿」を選択する

3.画像や動画を選択、または撮影して「次へ」をタップする

4.「フィルター」や「編集」で画像や動画を加工し(任意)、「次へ」をタップする

5.詳細設定画面でキャプションの入力やタグ付けなどを行い、「シェア」をタップする

上記の方法でフィード投稿ができます。キャプションを入力すると写真や動画の下に文字が記載されるので、商品の補足事項などを入力しておくと良いでしょう。また、キャプション内にはハッシュタグやメンションを付けることも可能です。

「場所を追加」をタップすると、写真・動画内のスポットの位置情報を入力できます。また、「タグ付け」では投稿画像の被写体に関連するアカウントをタグ付けすることが可能です。

ストーリーズの投稿方法

ストーリーズの投稿方法は以下の通りです。

1.アプリ下部の新規投稿タブかプロフィール右上の「+」アイコン、またはホームタブやプロフィールに表示されているアカウントのアイコンをタップし、ストーリーズを選択する

2.投稿したい画像や動画を選択し、必要なら文字やスタンプなどを追加する

3.画面下部のストーリーズまたは画面右下の「→」をタップして「シェア」をタップする

上記の方法でストーリーズを投稿できます。ストーリーズは加工・編集が豊富なので、エフェクトやスタンプを活用して魅力的な投稿に仕上げましょう。

リールの投稿方法

リールの投稿方法は以下の通りです。

1.アプリ下部の新規投稿タブか、プロフィール右上の「+」アイコンをタップし、「リール」を選択する

2.動画を撮影するか作成済みの動画を選び、必要があれば編集する。編集が完了したら「次へ」をタップする

3.必要な項目を編集し、「シェア」をタップする

上記の方法でリールを投稿できます。企業アカウントの場合は投稿する動画の編集や確認が必要になるので、基本的にはあらかじめ制作しておいた動画を投稿することが多いです。

カバー写真はリールのサムネイルにあたるものです。フィードやリールタブではすぐに動画が再生されるため、カバー写真が表示されることはありませんが、発見タブやプロフィールではカバー写真が表示されるのでユーザーが興味を引くようなものを設定しましょう。

Instagramで投稿するときの注意点

Instagramで投稿するときの注意点は以下の通りです。

  • 画像や動画のサイズは投稿の種類によって異なる
  • ストーリーズ以外ではリンクを挿入できない
  • 投稿に付けられるハッシュタグやメンションの数は決まっている
  • フィード投稿とリールのキャプションには文字数制限がある
  • 投稿したコンテンツやキャプションだけしか編集できない

それぞれの注意点を詳しく解説します。

画像や動画の推奨サイズは投稿の種類によって異なる

Instagramのそれぞれの投稿方法には、推奨されている画像や動画のサイズがあります。推奨サイズ以外の画像や動画を使用すると、投稿後の画質や表示のされ方に問題が起こる可能性があるので注意が必要です。

特に画像や動画の比率については注意が必要になります。フィード投稿は画像や動画の比率にバリエーションがありますが、ストーリーズとリールの推奨比率は9:16のみです。

推奨比率で投稿されていない画像や動画は、全面が表示されない可能性があり、ユーザーに正確に情報を提供できない可能性があるので、基本的にはそれぞれの投稿方法における推奨サイズや推奨比率を遵守しましょう。

ストーリーズ以外ではURLリンクを設置できない

Instagramではストーリーズ以外の投稿にURLリンクを設置することができません。InstagramではURLリンクを挿入できる場所がプロフィールとストーリーズに限られており、他の場所ではURLを記載してもリンクが機能しなくなってしまいます。

よって、ストーリーズ以外の投稿から自社サイトなどにユーザーを流入させたい場合は、URLリンクが設置できる場所に誘導する工夫が必要です。

ストーリーズではリンクスタンプを活用することでリンクを挿入することができます。ストーリーズは24時間経過すると自動的にアーカイブされてしまいますが、ハイライト機能を利用すればプロフィール上に再度掲載することが可能です。

投稿に付けられるハッシュタグやメンションの数は決まっている

投稿に付けられるハッシュタグやメンションの数は決まっているため注意しましょう。各投稿方法に付けられるハッシュタグとメンションの数は以下の通りです。

ハッシュタグメンション
フィード投稿最大30個まで無制限
ストーリーズ最大10個まで最大10件まで
リール最大30個まで無制限

ハッシュタグはフィード投稿とリールでは最大30個、ストーリーズでは最大10個まで付けることが可能です。Instagramの公式クリエイターアカウントによれば、最適なハッシュタグの数は3~5個とされています。

しかし、実際にはより多くのハッシュタグを付けた方が成果に繋がったという声もあるため、必ずしも最適な3~5個が最適であるとは言えません。アカウント運用をしていく中でPDCAを回し、自社アカウントにとって最適なハッシュタグ数を見つけていくことが重要です。

メンションについてはストーリーズにのみ制限が存在します。フィード投稿とリールには最大数が設定されていませんが、双方ともにキャプション上にメンションを記載する仕様上、キャプションの文字数上限以内に抑えなければいけません。

また、1つの投稿にメンションをつけすぎるとユーザーの遷移先が拡散する可能性が高いので、メンションするアカウントは特に関係があるものに限るのがおすすめです。

フィード投稿とリールのキャプションには文字数制限がある

フィード投稿とリールのキャプションには文字数制限があります。キャプションに入力できる文字数は最大で2,200字までです。

ただし、キャプションは文字が小さいため、長文にするとユーザーが読みにくくなってしまいます。キャプションの文章を作成する際には、ユーザーが読みやすいように簡潔かつ適度な長さの文章を心がけましょう。

投稿したコンテンツやキャプションだけしか編集できない

投稿したあとは、キャプション・ハッシュタグ・タグ付け・位置情報しか編集できません。写真や動画は一度投稿してしまうと、編集ができなくなるので注意しましょう。もし写真や動画を変更したい場合は、一度投稿を削除してから投稿し直すことになります。

企業のInstagramアカウントにおける投稿のポイント

企業のInstagramアカウントにおける投稿のポイントは以下の通りです。

  • Instagramのアルゴリズムを理解する
  • ターゲットユーザーを決めてユーザーに合った投稿をする
  • 発信する内容はある程度統一する
  • 競合アカウントの投稿も参考にする
  • 投稿の分析と改善を定期的に行う

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

Instagramのアルゴリズムを理解する

Instagramで投稿施策を行う際には、あらかじめInstagramのアルゴリズムを理解しておきましょう。Instagramでは、アルゴリズムによって投稿の質の良し悪しが判定されます。

Instagramは拡散力の弱いSNSなので、投稿をフォロワー外に拡散させるためには、Instagramに質の良い投稿であると判定されることが重要です。

Instagramに質の良い投稿と判定されれば、投稿が発見タブやおすすめ欄、フィードのレコメンドなどで表示され、フォロワー外ユーザーに拡散される可能性があります。

つまり、Instagramのアルゴリズムを理解すれば、効果的な投稿施策を行うことが可能です。Instagramのアルゴリズムについては以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

「Instagram アルゴリズム」

ターゲットユーザーを決めてユーザーに合った投稿をする

Instagramの投稿施策を事業にインパクトさせたいのであれば、ターゲットユーザーを決めてユーザーに合った投稿をしましょう。Instagramを運用する目的に合わせてターゲットユーザーを決めておけば、確度の高いユーザーに対して効果的な投稿施策が可能です。

例えば新規ユーザーへの自社製品の販売が最終目標で、Instagramから自社サイトへの流入を運用の目的とするのであれば、自社製品のターゲット層と同じ層に対して効果的な投稿を行うことで、効率的にユーザーを自社サイトへ誘導できる可能性があります。

一方で、ユーザーのターゲティングを行わずに投稿を行ってしまうと、運用目的の達成に見合わないユーザーにフォローされてしまい、フォロワーが獲得できても目的の達成に繋がらない可能性が高いです。

Instagramで投稿施策を行う場合は、あらかじめターゲット層を設定しておきましょう。

発信する内容はある程度統一する

投稿で発信する内容にはある程度の統一感を持たせましょう。投稿内容にばらつきがあると、フォロワーにとって必要のない情報も提供してしまう可能性があります。結果、投稿に対するフォロワーの満足度が下がってしまい、フォローを解除されてしまいかねません。

また、投稿にばらつきがあるとターゲットユーザー以外のユーザーにフォローされてしまう恐れがあるため、フォロワーが獲得できても目的の達成に繋がらない可能性があります。Instagramで投稿施策を行う場合は、投稿テーマや世界観をターゲットユーザーに合ったものに統一しましょう。

競合アカウントの投稿も参考にする

投稿内容を考える際には、競合アカウントの投稿も参考にしてみましょう。競合アカウントはターゲティングしているユーザー層が同じである可能性が高いので、投稿を参考にすることで効果的な投稿施策を考案できるでしょう。

特にエンゲージメントを多く獲得している投稿を分析すれば、ターゲットユーザーが求める投稿内容が分かってきます。競合アカウントの投稿内容を参考にしつつPDCAを回していくことで、より成果に繋がりやすい投稿施策を実施することが可能です。

投稿の分析と改善を定期的に行う

自社アカウントの投稿の分析と改善は定期的に行うようにしましょう。エンゲージメントが多かった投稿、少なかった投稿を分析して原因を把握することが大切です。過去の投稿の分析を行ってこれからの投稿に生かすことで、より良いアカウント運用に繋がるでしょう、

まとめ:投稿によって特徴が異なるため、リーチしたいユーザーや届けたい情報によって投稿を使い分けよう。

投稿によってそれぞれの特徴が異なるため、リーチしたいユーザーや届けたい情報によって投稿を使い分けることが大切です。情報量が多い投稿はフィード投稿、リアルタイムですぐにユーザーに届けたい情報はストーリーズ、新規のユーザーにリーチしたい場合はリールなど用途によって使い分けましょう。

また効率的なアカウント運用には投稿の分析と改善が欠かせません。投稿を詳細に分析するために分析ツールの導入も検討しましょう。過去の投稿の分析結果をこれからの投稿に生かすことで、アカウントのフォロワーやエンゲージメント率の向上にもつながります。