Instagramマーケティングは、Instagramの機能を活用したマーケティングです。「画像」や「動画」を魅力的に表示できるInstagramは、ユーザーに商品をより魅力的に紹介することができます。また、Instagramマーケティングを効果的に行うためには、手法やメリット・デメリットを把握しておくことが重要です。
そこで今回は、Instagramマーケティングについて、メリット・デメリットや手法をご紹介します。Instagramマーケティングを考えているアカウント運営者には非常に有益な情報になるので、ぜひ参考にしてみてください。
Instagramマーケティングとはインスタを活用したマーケティング手法
Instagramマーケティングはインスタを活用したマーケティング手法です。主な特徴は以下の通りです。
- Webマーケティングの媒体としてInstagramが注目されている
- 他のSNSとの違いは「画像」や「動画」に特化した投稿形態
- レコメンド機能でユーザーが見たい投稿をすぐに見られる
- 認知獲得からリピーターの獲得まで網羅できる
詳しくご紹介します。
Webマーケティングの媒体としてInstagramが注目されている
Webマーケティングの媒体としてInstagramは注目されています。Instagramの利用者は年々増え続けており、2019年には国内ユーザーは3300万人に到達しました。 また、ユーザーの年齢層が幅広くなっており、SNSのなかでも盛り上がりを見せている媒体です。
また、ハッシュタグを利用した検索方法もInstagramの特徴の1つです。今では検索エンジンでキーワードを調べるのと同じくらいハッシュタグ検索もメジャーになりました。そのため、企業もハッシュタグを活用すれば、多くのユーザーに情報を届けることが可能です。
他のSNSとの違いは「画像」や「動画」に特化した投稿形態
Instagramと他のSNSの違いは、投稿が「画像」や「動画」に特化していることです。フィード上に表示される投稿も画像・動画が大きく鮮明に表示されるため、感覚的に使いやすく投稿が頭に残りやすくなります。
企業側も商品・サービスを魅力的な画像・動画で宣伝すれば、多くのユーザーの大きな印象を残すことができるでしょう。
レコメンド機能でユーザーが見たい投稿をすぐに見られる
Instagramのアルゴリズムは、ユーザーにとって有益で必要としている情報をおすすめするようになっています。
ユーザーが見たい投稿をおすすめで表示させることで、ユーザーの満足度が上がる設計です。そのため、企業側はおすすめの投稿に表示されるような、クオリティの高い投稿を作成することが大切です。
認知獲得からリピーターの獲得まで網羅できる
Instagramは認知獲得からリピーターの獲得まで網羅できるのがメリットです。発見タブやおすすめ表示で新規のユーザーにリーチするところから、フォロワーになってもらい投稿を繰り返し閲覧されるところまで完結できます。
企業の存在を知ってもらうところから、ファンになってもらうところまでInstagram上で行えるのが特徴です。
Instagramマーケティングが特に向いているのはBtoC企業
Instagramマーケティングが特に向いているのはBtoC企業です。BtoC企業は情報をコンテンツとして発信しやすいのがメリット。ただ、近年はBtoB企業もInstagramマーケティングで成功し始めています。詳しく見ていきましょう。
BtoC企業は情報をコンテンツとして発信しやすい
消費者向けの商品・サービスを展開している企業は、コンテンツとして情報を発信しやすいでしょう。Instagramのユーザーはプライベートや趣味として利用している層がほとんどのため、個人向けの商品・サービスの情報は受け入れられやすいでしょう。
BtoB企業もInstagramマーケティングで成功し始めている
近年はBtoB企業もInstagramマーケティングで成果を出し始めています。投稿や広告で自社が持っている知識やノウハウを発信することで、顧客となる企業に関心を持ってもらい、自社サイトへ流入してもらうことで、BtoB企業にもアプローチすることが可能です。
また、採用活動にInstagramを利用する企業も増えています。社内の様子や業務内容などをInstagramで発信することで、ユーザーに社内の雰囲気や仕事内容をより具体的に理解してもらい、自社への興味を高めるような使い方をさせることが多いです。
Instagramマーケティングの5つの手法
Instagramマーケティングにおける5つの手法は以下の通りです。
- Instagramアカウントのオーガニック運用
- Instagram広告
- Instagramキャンペーン
- インフルエンサーマーケティング
- アンバサダーマーケティング
また、UGCを活用する手法もあります。詳しくご紹介します。
Instagramアカウントのオーガニック運用
企業アカウントでInstagramを運用すれば、企業の商品に対してのユーザーの反応やニーズを把握することができます。投稿やコメントでフォロワーや新規のユーザーと繋がれば、企業ブランドの向上や商品を認知してもらうことが可能です。
Instagramにはフィード投稿だけではなくストーリーズやリール、インスタライブなど商品をアピールできる機能が豊富です。自社企業に合った機能を組み合わせて使うことで、効果的に商品を紹介できるでしょう。
Instagram広告
Instagram広告は、企業が届けたいターゲットに合わせて宣伝ができます。 また、広告を出せる場所もフィード上をはじめ、ストーリーズや発見タブ、リールなど様々です。
ユーザーのニーズを把握して求められている情報を適切な場所に広告を出せれば、成果につながるでしょう。Instagram広告では、届けたいユーザー属性と広告を配置する場所をきちんと分析することが大切です。
Instagramキャンペーン
Instagramでキャンペーンをすれば新規のユーザーを獲得できるでしょう。キャンペーンの種類は、企業アカウントをフォロー・いいね・ハッシュタグ投稿などをすることが条件になります。
キャンペーンは投稿・情報を拡散させる力があるので、多くのユーザーの目に触れることが期待できます。普段リーチできないユーザー層にも、投稿・情報が届けられるのがメリットです。
インフルエンサーマーケティング
Instagramと相性が良いのが、インフルエンサーを起用したマーケティングです。Instagramでは芸能人のほかにインスタグラマーと呼ばれるインフルエンサーも増加しています。自社商品や企業のブランディングを、インフルエンサーの影響力によって広めてもらう手法になります。
インフルエンサーにInstagram内で自社の商品を紹介してもらうのが基本的な流れになります。企業カラーやイメージに合ったインフルエンサーを起用することで、自社の商品や企業のブランディングがより効果的になるでしょう。
アンバサダーマーケティング
アンバサダーマーケティングは、アンバサダーが自社の商品を定期的に投稿で紹介をして商品を広める手法です。アンバサダーは自社商品に対して何かしらの思い入れや接点がある人に依頼することが多いため、商品に対してポジティブな感情がよりユーザーに伝わりやすいのが特徴です。
アンバサダーを選ぶ際は、自社商品・サービスのファンである人を起用するのがおすすめです。アンバサダーがポジティブな口コミをユーザーに対して率先して広めてくれれば、マーケティングがより効率的になります。
UGCの活用
UGCとは「User Generated Contents」のことで、ユーザーの手によって制作されたコンテンツの総称です。Instagram内で投稿されたコンテンツや、または投稿に対しての感想やレビューもこれにあたります。ユーザーが制作したコンテンツなので、ユーザー同士で共感しやすく、信憑性があるのがメリットです。
UGCをマーケティングに利用することで、商品・サービスに信頼性を持たせられます。自社商品・サービスに対してのユーザーの好意的な口コミを紹介することで、閲覧したユーザーに安心感や馴染みがある印象を与えられるでしょう。
Instagramマーケティングのメリット
Instagramマーケティングのメリットは以下の通りです。
- 金銭コストをかけずに始められる
- 商品やブランドのビジュアル面を訴求しやすい
- 投稿から購買や予約につなげられる
それぞれのメリットを詳しくご紹介していきます。
金銭コストをかけずに始められる
Instagramは基本的な機能は無料で利用できるツールです。情報の発信やユーザーとのコミュニケーション、フォロワーの分析までを金銭コストをかけずに始められます。マーケティングを始めるにあたってリスクが少なく、手軽に始められるのが大きなメリットです。
商品やブランドのビジュアル面を訴求しやすい
Instagramは画像や動画を魅力的に発信するのに向いているので、商品や企業ブランドのビジュアル面をアピールしやすいのが特徴です。商品・サービスをユーザーに視覚的に分かりやすく説明できるので、購入や来店などの消費者行動につながりやすくなります。
投稿から購買や予約につなげられる
Instagramのショッピング機能を活用することで、投稿からダイレクトで購買や予約につなげられます。Instagram内で商品紹介から販売まで完結するので、企業・ユーザーともにスムーズに手続きができるのがメリットです。
Instagramマーケティングのデメリット
Instagramマーケティングのデメリットは以下の通りです。
- 他のSNSよりも拡散力が低い
- 目的に合わせた運用をしないと成果が出づらい
- アカウント運用のために人的リソースが必要
それぞれのデメリットを詳しくご紹介します。
他のSNSよりも拡散力が低い
他のSNSに比べて、Instagramには投稿を拡散させたりシェアする機能が限定されているのが特徴です。そのため、投稿やキャンペーンが広まるスピードや範囲は多少弱いかもしれません。新規フォロワーの獲得やフォロワー以外の人に投稿を拡散させるには、多少時間がかかる可能性があります。
目的に合わせた運用をしないと成果が出づらい
Instagramマーケティングは目的に合わせた運用をしないと成果が出づらいです。Instagramは認知獲得から購買促進、リピーターの獲得まで、幅広く活用できます。よって、Instagramの運用目的を明確にしないと、目標達成まで最短距離で向かうことが難しくなることが多いです。
また、Instagramを利用しているユーザー層が幅広いため、ユーザーのターゲティングも重要になります。運用目的を明確にし、ターゲット層に求められるような施策を行えば、Instagramマーケティングの成果を出しやすくなるでしょう。
アカウント運用のために人的リソースが必要
アカウントの運用のために人的リソースが必要になります。Instagramのアカウント運用は投稿・コメント、メッセージの返信・フォロワーの分析・キャンペーン、広告など業務は多岐に渡ります。効率的なアカウント運用のためには、ある程度の人的リソースが必要です。
まとめ：Instagramマーケティングは金銭コストがかからず手軽に始められるのがメリット。様々な手法があるので企業に合った方法を選ぼう
Instagramマーケティングは、無料で始められる手軽なマーケティング手法です。画像や動画で商品を魅力的にアピールできるので、ユーザーに商品の印象を与えやすいのがメリット。一方、拡散力が弱かったり、アカウント運用に人的コストがかかってしまうのがデメリットです。
Instagramのマーケティングには様々な手法があります。企業ブランドや展開している商品・サービスによって使い分けることが大切です。Instagramを上手く活用して、効率的なマーケティングを目指しましょう。
