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Instagram運用では目的設定が重要!企業がInstagramの運用する主な目的や追うべき指標について徹底解説

Instagramを運用している企業は増えてきましたが、効果を実感できていない担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、企業アカウントのなかには、効果を実感や社内説明できずに運用を中断しまうケースもあります。

Instagram運用で成果が出ない企業は、目的設定ができていないことが多いです。Instagramでは認知獲得からリピーターの獲得まで、幅広い施策を行うことができる分、目的を明確化しないと効果的な施策が行えない可能性があります。

今回はInstagram運用で重要な目的設定について解説します。目的達成のために確認すべき指標や運用目的達成までの流れについても紹介しているので、Instagram運用の担当者の方はぜひご覧ください。

Instagram運用では運用目的の設定が重要

Instagram運用では運用目的の設定が重要です。InstagramはSNSの中でも特に幅広いマーケティング施策を行うことができます。裏を返せば、目的がなければ施策の軸がブレてしまい、成果に繋がらない可能性があるということです。

Instagram運用で成果を出したいのであれば、何のためにInstagramを運用するのかを明確化し、目的に沿った施策を行う必要があります。目的に沿った施策を行い、施策の改善を繰り返していけば、運用目的の達成に近づきやすくなるでしょう。

「フォロワーを増やす」は運用目的ではない

Instagram運用をしている企業の中には、運用目的としてフォロワーの増加を掲げている企業もあります。しかし、企業アカウントにとって、フォロワーの増加は運用目的ならないことが多いです。

企業アカウントにとってフォロワー数の増加は、目的達成のための手段であることが多いです。例えば、自社サイトへの流入が目的なのであれば、フォロワーの獲得はユーザーに情報を提供しやすくするための手段に過ぎません。

認知獲得の場合はフォロワーの獲得がゴールであると考えてしまいがちですが、認知獲得の意義を考えれば、フォロワーの獲得よりも情報をより多くのユーザーに届けることが重要になります。

以上からも分かるように、フォロワーの獲得自体がInstagram運用の目的になるケースは少ないです。フォロワーの獲得はあくまで手段であると捉え、フォロワーの獲得の先にある目的を見失わないようにしましょう。

Instagramの運用目的を設定するとわかること

Instagramの運用目的を設定すると、以下のことが分かるようになります。

  • 投稿の方向性が明確になる
  • 使うべきInstagramの機能が分かる
  • 運用を振り返る際に見るべき指標が分かる

特に投稿の方向性が明確になることは重要です。Instagram運用ではターゲットユーザーが求める投稿を行うことが重要になります。投稿の方向性が明確になれば効率的にターゲットユーザーにアプローチできるので、運用目的を設定することが必要です。詳しく見ていきましょう。

投稿の方向性が明確になる

運用目的を明確に設定すると投稿の方向性も明確になります。

例えば、運用目的が認知度の向上であれば、まずは、ターゲットユーザーに自社を知ってもらう必要があるでしょう。ターゲットユーザーに知ってもらうためには、ターゲットユーザーが求めている情報を投稿する必要があるので、投稿の方向性も見えてくるようになります。

投稿の方向性が明確になれば、一部のユーザーにとって有益なアカウントとなるので、「いいね」、保存、コメントといったエンゲージメント数が増える可能性も高まり、アカウント成長に繋がりやすい環境を整えることができるのです。

目的を明確に設定することで、誰に向けて何の情報を発信するアカウントなのかを明確にできます。

注力すべき投稿や機能が分かる

Instagramの運用目的を明確にすると、運用において使うべき機能が分かるようになります。Instagramには、さまざまな機能が存在していて、各機能に役割があるのです。

例えば、投稿という1つの機能のなかにも、フィード投稿やストーリーズ、リール投稿にライブ配信など、さまざまな種類があります。自社の運用目的が、商品の知名度を上げるというのであれば、フィード投稿やリール投稿を使って商品の魅力を伝えていく必要があるでしょう。

より魅力を伝えられる動画を作成するために必要なことを考え、閲覧数増加のための環境づくりを実践していけば、目的の達成に近づくことができます。

運用を振り返る際に見るべき指標が分かる

Instagram運用の目的が明確になっていれば、運用の振り返りも簡単になります。なぜなら、目的を明確にすることで、見るべき指標も明確になっているからです。

例えば、運用目的が自社サイト流入を増やすというものであれば、プロフィールアクセスが重要な指標となります。自社サイトへの流入の多くは、プロフィールに記載されたURLからです。つまり、プロフィールアクセスを増やすための施策が結果に関わってくることになります。

目的を設定することで、目的達成に必要な指標が分かるようになるので、運用の分析と改善も効率よくできるようになるのです。

企業がInstagramを運用する主な目的

企業がInstagramを運用する主な目的は以下の5つとなります。

  • 認知獲得・ブランディング
  • リードジェネレーション・リードナーチャリング
  • 商品やサービスの販売
  • ファンやリピーターの創出

詳しく見ていきましょう。

認知獲得・ブランディング

認知獲得やブランディングについては、Instagramに限らずSNSマーケティングの目的としてまず思い浮かぶ方も多いでしょう。自社の商品やサービスに関する投稿を行い、可能な限り多くのユーザーに閲覧されることで、自社に対するユーザーの認知度を拡大できます。

また、ブランドに関する投稿を行えば、ユーザーにブランドイメージを植えつけることができるので、ブランディングにも活用することが可能です。ただし、Instagramには他のSNSよりも拡散力が弱いという特徴があります。

よって、単に投稿を拡散させて認知獲得やブランディングに繋げたいのであれば、他のSNSを活用したほうが有効なことが多いです。

Instagramで認知獲得やブランディングを行うメリットとしては、認知獲得やブランディングから一貫して他の運用目的の達成に繋げられることが挙げられます。Instagramは様々な目的で活用できる媒体なので、SNS上で連続的なマーケティング活動を行いたいのであれば、Instagramを選ぶ価値はあるといえるでしょう。

リードジェネレーション・リードナーチャリング

リードジェネレーションやリードチャネリングをInstagram運用の目的にしている企業もあります。リードジェネレーションとは、見込み顧客情報を獲得するためのマーケティング活動のことです。

一方、リードチャネリングとは、有益な情報を提供することで、ユーザーを教育して見込み度合いを上げる活動のことになります。

双方ともに売上に直接関わってくるものなので、成功すれば大きな成果を手にすることが可能です。ユーザーが自社商品やサービスに対して興味や関心を高められる投稿を続けていくことで、目的の達成を目指します。

しかし、自社商品やサービスを紹介するときには注意しましょう。ユーザーの多くは広告宣伝に対していい印象を持たないことが多いでしょう。つまり、広告色が強い投稿は避けなければいけないということです。

SNSの基本は楽しみながら繋がれる点にあります。投稿時には、ターゲットユーザーが楽しめる投稿となっているのかを確認するようにしましょう。

商品やサービスの販売

Instagramの運用目的が商品やサービスの販売の場合もあります。Instagramではショッピング機能を活用することで、ユーザーを販売ページに簡単に誘導することが可能です。よって、商品の宣伝から販売までをInstagram内で一貫して行うことができます。

ファンやリピーターの創出

ファンやリピーターの創出を目的としている企業も多いです。Instagramは拡散性が低いというデメリットがありますが、裏を返せばフォロワーには情報発信がしやすい媒体となっています。

特にストーリーズはフォロワーに閲覧されることがほとんどなので、範囲をフォロワーに限定した活動を行うのに最適です。フォロワーに対する情報発信やイベントの告知などを施策として実施すれば、熱量の高いファンやリピーターの創出に繋げられます。LTV(顧客生涯価値)の向上を目指す企業であれば、Instagramを積極的に行っていきたいところです。

Instagramの運用目的を達成するために追うべき指標

Instagramの運用目的を達成するためには、目的に合わせた指標を高めていく必要があります。なかには、すべての指標を確認している人もいるかもしれませんが、目的達成までの最短ルートを進むためには、思い切って関係ない指標は無視することも大切です。

関係性が深い指標を追いかけることで、効率よく目的達成できるようになるので、まずは運用目的を達成するために追うべき指標を理解していきましょう。

認知獲得・ブランディングの場合

認知獲得、ブランディングが運用目的の場合、特に注目すべき指標が以下の3つです。

  • フォロワー数
  • リーチ数
  • インプレッション数

リーチ数とは投稿を閲覧した人数を表す指標であり、インプレッション数は投稿が表示された数を表す指標です。

認知獲得やブランディングでは投稿を閲覧されることが重要になります。よって、投稿ごとのリーチ数やインプレッション数が増加するように施策を行っていくことが多いです。フォロワー数は自社を認知したユーザーの中で、自社に興味を持ったユーザーを測るために確認する必要があります。フォロワー数の増加は他の運用目的でも重要になることが多いので、フォロワーが増加するような施策を行えば、他の運用目的の達成しシフトしやすいです。

リードジェネレーション・リードナーチャリングの場合

リードジェネレーション、リードチャネリングを運用目的としてる場合には「いいね」、コメント、保存といったエンゲージメント数に注目しましょう。特に、商品やサービスに関係する投稿の保存数には注目してください。

ユーザーが保存しやすい投稿には「役立つ情報」と「検討に値する情報」が含まれている傾向が高くなっています。つまり、商品やサービスに関する投稿が保存されている場合、商品やサービスの購入を検討している可能性が高くなるのです。

商品やサービスを紹介する投稿で保存数が多い場合には、保存された理由を考えるようにしましょう。理由が分かることで、再現性を手に入れることができます。

商品やサービスの販売の場合

Instagramの運用目的が、商品やサービスの販売の場合には、プロフィールアクセス数と、サイト流入数が重要です。商品やサービスの販売が目的の場合、基本的には自社サイトへの訪問が必要になります。

投稿に興味を持ったユーザーは、他の投稿を見るためにプロフィールページにアクセスします。他の投稿を見た結果、興味が高まればプロフィールを見て、プロフィールに記載されているサイトへ移動するのが一般的な流れです。

もし、プロフィールアクセス数のわりにサイト訪問者数が低いと感じるようならば、プロフィールを見直す必要があるかもしれません。ユーザーは最終的な判断をプロフィールを見て決めるケースもあります。読みにくいプロフィールだと、即離脱される可能性もあるので、プロフィールが見やすいものとなっているのかを確認することも大切です。

商品やサービスの販売が運用目的の場合には、プロフィールアクセス数とサイト流入数、プロフィールアクセス数からの流入数の割合を確認していきましょう。

なお、プロフィールの書き方などを詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。

ファンやリピーターの創出の場合

Instagramの運用目的が、ファンやリピーターの創出の場合には「いいね」「保存」「コメント」といったエンゲージメントが重要になります。なかでも、コメント数には注目しましょう。

Instagramのエンゲージメントにおいて、コメントは一歩踏み込んだアクションとなります。ユーザーがコメントするには、文章を考え入力する必要があるからです。「いいね」や「保存」のように気軽にできるアクションとは、違う性質となります。だからこそ、ユーザーとのコミュニケーションにおいても重要になるのです。

ファンを増やすためには、存在を知ってもらうだけでなく、理解してもらう必要もあります。そして、理解してもらうためにはコミュニケーションが大切になるのです。また、ファンとリピーター創出のためには、世界観の統一も大切になります。世界観から外れない投稿を心がけてください。

世界観が統一された投稿と、ユーザーとのコミュニケーションによって、ファンとリピーターの獲得を目指しましょう。

Instagram運用の目的を達成するまでの流れ

Instagram運用の目的を設定したら、達成するまでの流れをイメージしておくことも大切になります。なぜなら、流れがイメージできていなければ、打つべき施策が見えてこないからです。

逆に、流れを理解できていれば、施策や進むべき道も見えてくるようになります。Instagramの運用を効率的に進めていくためにも、目的を達成するまでの流れを理解しておきましょう。

運用達成までの流れは、以下のステップに分けることができます。

  1. 目的と達成目標を明確にする
  2. 目的達成までの期間を設定する
  3. 各指標の相関性を把握して分析すべき指標を設定する
  4. 各指標に適切なKPIを設定する
  5. 運用を開始したら分析と改善を繰り返してKPIの達成を目指す

上記の流れは、運用目的が変わっても、基本的には変わりがないので、全体の流れだけでなく、各ステップの役割についても理解を深めていきましょう。

目的と達成目標を明確にする

Instagramの運用において目的の設定と同じぐらい大切になるのがゴールの設定にあります。例えば、認知獲得という運用目的があった場合、ゴールが決まっていなければ終わりがありません。

だからこそ、達成目標を明確にしておく必要があるのです。そして、達成目標は誰が見ても分かるようなものでなければいけません。最も簡単な方法が数値化するということです。

認知獲得が運用目的なのであれば、フォロワー数〇万人という数値を設定するといいでしょう。

目的達成までの期間を設定する

目的を達成するためには、目的達成までの期間を設定することも大切になります。なぜなら、期間が定まっていると、スケジュールを立てやすくなり、結果的にさまざまな施策を試すことができるからです。

期間が定まっていなければ、少し様子を見てみようという判断がされるケースがあります。しかし、期間が決まっていれば、のんびりしている時間はないので、次の施策に移りやすい環境が手に入るのです。期間が定まっていれば、ゴールから逆算することで、スケジュールも立てやすくなります。

目的達成の数値化と、期間を定めてゴールから逆算して、具体的なスケジュールを立てていきましょう。

各指標の相関性を把握して分析すべき指標を設定する

目的達成のためには、分析と改善が欠かせません。そして、分析と改善に必要となるのが、各指標の相関性を把握することにあります。

例えば、認知獲得が運用目的の場合、特に重視すべき指標は「フォロワー数」「リーチ数」「インプレッション数」です。なかでも、フォロワー数は重要になります。そして、フォロワー数を増やすのに重要な指標の1つが、エンゲージメント数になるのです。

各指標の相関関係を把握していれば、増やすべき指標に関係する指標も分かるようになります。結果、効率よく運用していくことができるのです。分析すべき指標を間違えてしまうと、望む結果を得ることは難しくなります。

各指標の相関性を把握して、分析すべき指標を設定していきましょう。

各指標に適切なKPIを設定する

運用目的達成のためには、各指標に適切なKPIを設定する必要があります。KPIとはゴールまでの達成度合いを測るための指標のことです。KPIを設定していなければ、過程が不明確になり、取るべき行動が分からなるので、結果的に目的の達成を難しくなります。

逆に、KPIを設定しておくと、ゴールまでの進捗具合が客観的に把握できるようになり、達成までに必要な工程を把握できるようになるのです。工程が把握できれば、いますべき行動だけでなく、次にするべき行動も分かるので、判断に悩むことがなくなり、スピード感を持って行動することができます。

目的を達成するまでに必要な行動は、現在地と残されている時間によって変わってきます。目的を達成するためにも、KPIを設定して現在地を正確に把握できるようにしましょう。

運用を開始したら分析と改善を繰り返してKPIの達成を目指す

運用を開始したら、分析と改善を繰り返してKPIの達成を目指しましょう。Instagramの運用には、分析と改善が大切になります。なぜなら、分析を重ねることで、投稿の質を上げていくことができるからです。

また、分析によって反応が良かった投稿を把握することもできます。反応が良かった投稿を分析することで理由を予測することが可能です。反応が良かった理由が分かれば、再現性を手に入れることができるので、目的達成に近づくことにも繋がります。KPIで現在地を把握して、分析と改善によってゴールを目指しましょう。

まとめ:運用目的の設定で進むべきゴールが見えるようになる

Instagram運用において、目的設定は重要になります。なぜなら、企業アカウントにとっては、Instagramの運用は目的ではなく、手段だからです。目的が明確になっていなければ、運用自体が目的となってしまい、期待した効果を得ることはできません。

まずは、Instagramの運用で何を手に入れるのかを明確にしましょう。ゴールが明確になっているからこそ、進むことができるのです。