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【2023年版】Instagramのアルゴリズムを徹底解説|投稿の評価に関わるシグナルの種類や貯めるポイント

Instagram運用において、アルゴリズムを理解することは大切になります。なぜなら、フォロワーが増えない原因や、リーチ数、インプレッション数などが増えない原因の多くがアルゴリズムに基づいた運用がされていない点にあるからです。

アカウントの成長のためには「質の高い投稿の継続」「ユーザーとのコミュニケーション」「フォロワー獲得」といったことが必要になりますが、より効率的にアカウントを成長させるためには「アルゴリズムの理解」が重要になります。

今回はInstagramのアルゴリズムについて解説していきます。今回の記事を読むと、アルゴリズムに対する理解が深まり、アカウント成長に必要なアルゴリズムに合わせた運用が可能になるので、ぜひ、ご覧ください。

Instagramはアルゴリズムで表示する投稿を制御している

Instagramはアルゴリズムで表示する投稿を制御しています。アルゴリズムの存在によって、ユーザーは自動で自分が興味を持ちそうなアカウント投稿を目にすることになるのです。

つまり、Instagram運用において、アルゴリズムを理解することは、投稿がユーザーの目に触れる機会を増やすことに繋がっていく重要なものになります。

アルゴリズムを理解することで、アカウント成長を加速させることができるので理解を深めていきましょう。

Instagramのミッションを達成するために設計されたアルゴリズム

Instagramは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」というミッションを掲げています。また、ビジネスにおいての提供価値は「好きと欲しいをつくる」とされています。Instagramはミッション達成と提供価値に基づいてアルゴリズムを設計しているのです。

そして、上記の目的を達成するために、特に重要視しているのが「関心度」「親密度」「鮮度」の3つとされています。

関心度とは、ユーザーの閲覧履歴に基づいた興味の対象度ということで、親密度は、ユーザーがアカウントの投稿を見た回数や「いいね」、コメント、保存といったアクションを起こした回数です。鮮度は投稿時期のことで、情報の新しさも1つのポイントとされています。

以上の3点がアルゴリズムが特に重要視しているポイントです。

Instagramに投稿を評価されるには「シグナル」が重要

投稿の評価を上げるときに重要になるのがシグナルです。Instagramのアルゴリズムに評価されれば、多くのユーザーの目に触れる機会が増えます。つまり、多くのユーザーに見てもらう機会を増やすためには、投稿をアルゴリズムに評価してもらう必要があるということです。

ポイントはシグナルにあります。Instagramにおけるシグナルとは、投稿されたものがInstagramが掲げるミッションを達成できるのかを数値として判断する仕組みとなります。Instagramはミッションを達成するために、さまざまなシグナルを用いて投稿を判断するので、アルゴリズムに合わせた投稿のためにも、シグナルの理解が重要になるのです。

Instagramでアルゴリズムに関わるシグナルの種類

Instagramのアルゴリズムを理解するためにはシグナルの種類についても理解していくことが大切です。Instagramにはさまざまなシグナルが存在しています。多種多様なシグナルを用いることで、ユーザーにとって最適な投稿を探す仕組みとなっているのです。

実は、Instagramにはユーザーが見たもの、見ていないものを監視するアルゴリズムは存在しません。Instagramのアルゴリズムは多くの役割を持つシグナルを用いて、投稿の判断をしています。シグナルの代表的なものとしては以下のものがあります。

  • 投稿に関する情報
  • 投稿者に関する情報
  • ユーザーの行動
  • 投稿者とユーザーの交流履歴

中でも、投稿者とユーザーの交流履歴の重要性を理解することは大切になります。なぜなら、ユーザーとの親密度を高める重要性だけでなく、エンゲージメント数を増やすことにも繋がるからです。各シグナルの特徴を理解して、アルゴリズムについての理解を深めていきましょう。

投稿に関する情報

投稿に関する情報として大切になるのがエンゲージメントです。エンゲージメントとは、ユーザーの反応のことで、Instagramでは「いいね」、保存、コメントなどを指します。エンゲージメントが多い投稿は、人気が高い投稿だと判断されるので、重要なシグナルとなるのです。

また、滞在時間やプロフィールタップなども重要になります。ユーザーの滞在時間の長い投稿やプロフィールへの遷移が発生した投稿は、ユーザーが投稿に興味を持ったと判断される可能性が高いです。他にも投稿日時や動画の長さ、位置情報なども重要なシグナルとされています。

投稿者に関する情報

投稿者に関する情報も重要なシグナルになります。ユーザーが投稿した人に対して大きな興味を持っていれば、投稿を見る回数も増えるでしょう。つまり、投稿者はユーザーにとって重要なアカウントだと判断されるのです。

投稿の閲覧数の他にも「いいね」、コメント、保存といったエンゲージメントの数も含まれます。

ユーザーの行動

ユーザーの行動も重要なシグナルの1つになります。アルゴリズムはユーザーに最適な投稿を表示させるためのものです。つまり、ユーザーが求めている情報や投稿を予測するという役目があります。だからこそ、ユーザーの行動が重要なシグナルとなるのです。

ユーザーの閲覧数が多い投稿やエンゲージメント数の多い投稿は、ユーザーからの関心を集めていると判定されます。よって、Instagramから良質な投稿であると判定されるためには、投稿のリーチ数やエンゲージメント数が重要です。

投稿者とユーザーの交流履歴

ユーザーが投稿者と交流した履歴も重要なシグナルの1つです。ユーザーが特定のアカウントに対して多くのエンゲージメントをしているのは、関心度が高いことを意味します。

エンゲージメント以外にも滞在時間も大切です。滞在時間が長ければ、ユーザーが投稿に興味を持っていることを意味するからです。

特に、企業アカウントにとって「投稿者とユーザーの交流履歴」というシグナルは重要になります。なぜなら、アルゴリズムに評価されれば、フォロワーのフィード上で上位に表示される可能性が高まるためです。

上位表示された投稿はフォロワーに閲覧される可能性が高まるので、投稿を行う際は、「投稿者とユーザーの交流履歴」のシグナルが集まるよう工夫しましょう。

なお、エンゲージメントを増やすコツについては下記のページにて詳しく解説しておりますので、ご覧ください。

Instagramでアルゴリズムが影響する機能と重要な要素

Instagramのアルゴリズムを理解するためには、影響する機能と重要な要素についての理解が必要です。Instagramのアルゴリズムには、さまざまなシグナルがあり、各シグナルには独自の役割があります。つまり、目的に合わせてシグナルを意識する必要があるということです。

例えば、ストーリーズで商品のプロモーション動画を公開するので、ストーリーズの閲覧数を増やしていきたいと考えれば、ストーリーズ表示に影響するシグナルを意識しなければいけません。

また、発見タブに表示されるようになり、リーチ数を増やしてフォロワー増加に繋げたいと考えたときには、発見タブ表示に影響するシグナルを意識する必要があります。

アルゴリズムの理解を深めるためにも、影響する機能と重要な要素について理解を深めていきましょう。

フィード投稿・ストーリーズではエンゲージメントやプロフィールアクセスなどが重要

フィード投稿とストーリーズに関するアルゴリズムで重要になるのが、エンゲージメントやプロフィールアクセスなどです。

フィード投稿はInstagramにおける通常投稿のことで、ストーリーズは24時間で消える写真やショート動画を指しています。上記2つの投稿の表示回数を増やすために大切になるのが、エンゲージメントとプロフィールアクセスになるのです。

では、なぜ上記の2つが大切になるのでしょう。理由は投稿の人気度にあります。エンゲージメントやプロフィールアクセスが多いということは、ユーザーが投稿に興味を持ったことを意味するので、ユーザーにとって有益な投稿だと判断された結果、表示される可能性が高まるのです。他にも、同じ理由によって閲覧時間の長さも関係しています。

上記のポイントを押さえた投稿でフィード投稿とストーリーズにおける上位表示を目指しましょう。

リールでは視聴完了率や音源ページへの遷移などが重要

リールでは視聴完了率や音源ページへの遷移が重要になります。リールとは最大60秒の動画を縦画面で視聴できる機能です。リールに表示される投稿はフォローしていないアカウントのコンテンツになるので、リールで表示されやすくなると新しいフォロワー獲得のチャンスを得ることができるので、企業アカウントにとって見逃せない機能となります。

そして、リールで重要視されるのが閲覧者の行動です。そして、対象となる行動が視聴完了率や音源ページへの遷移にあります。

では、何をすれば視聴完了率を高められ音源ページへの遷移を増やせるのでしょう。ポイントは次の通りです。

リールの視聴完了率を高める方法

  • 展開を早くする
  • 動画の内容がすぐにわかるようにする

音源ページへの遷移を高める方法

  • ターゲット層が好みそうな音楽を使用する
  • ターゲット層の年齢に合わせた懐かしい音楽を使用する

リールに表示される投稿の多くはユーザーがフォローしていないアカウントになるので、リールに自社の投稿が表示されるようになれば、リーチ数を増やしフォロワーを増やせる効果が期待できます。

動画視聴率を高める工夫と音楽ページへの遷移しやすい工夫によってリール表示される可能性を高めていきましょう。

発見タブではエンゲージメントや初速の伸びなどが重要

発見タブにおいては、エンゲージメントや初速の伸びが重要です。発見タブとは、虫メガネマークをタップした際に表示される画面のことで、表示される投稿の多くはフォローしていないアカウントという特徴があります。

ユーザーは発見タブによって新しいアカウントとの出会いを楽しむことができるのです。Instagramにおける新しいアカウントとの出会いの場ともいえるでしょう。だからこそ、企業アカウントにとって大切な機能となるのです。

では、発見タブで表示されるためには、具体的に何に注意すればいいのでしょう。ポイントは「いいね」、保存、コメントといったエンゲージメント数を増やすことにあります。Instagramによって、発見タブにおけるエンゲージメントはフィードやストーリーズよりも重要だとされているのです。また、鮮度という意味においては、初速の伸びも重要になります。

発見タブに表示されることで、新たなリーチとフォロワーを獲得できる可能性が高まるので、エンゲージメントを高めていける投稿を目指しましょう。

Instagramでシグナルを貯めるために重要なポイント

Instagramでシグナルを貯めるための重要なポイントは次の通りです。

  • アカウントから発信する情報に一貫性を持たせる
  • 知識やハウツーなど試してみたくなるような情報を投稿する
  • 真似してみたくなるようなコンテンツを投稿する
  • ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる
  • 滞在時間が長くなるような工夫をする
  • ユーザーにアクションを促す表現を入れる
  • 投稿頻度を増やす
  • 効果の高い投稿を分析して以降の投稿施策を改善する

各ポイントによって影響するシグナルに違いがあるので、目的に合わせて実践していくことが大切になります。

アカウントから発信する情報に一貫性を持たせる

発信する情報には一貫性を持たせることが大切になります。なぜなら、一貫性を持たせることでアカウントのジャンルが明確になるので、関心度の高いユーザーを集めることができるからです。

Instagramのシグナルの1つに「関心度」があります。ユーザーが関心を持っているジャンルは「関心度」に大きく関わってくるので、アカウントの世界観を統一することは重要です。情報に一貫性を持たせることができれば、自社アカウントが発信しているジャンルに興味を持つユーザーに見られる可能性が高まります。

発信する情報に興味を持つユーザーに見てもらうことができれば、エンゲージメントの増加やフォローにも繋がる可能性があるので、発信する情報に一貫性を持たせるようにしましょう。

なお、世界観の統一にはプロフィール情報も大切になります。自社アカウントが、発信する情報を分かりやすく記載しておくことも忘れないようにしましょう。

知識やハウツーなど試してみたくなるような情報を投稿する

シグナルを貯めるためには、知識やハウツーなど試してみたくなるような情報を投稿することも有効になります。なぜなら、知識、ハウツーといった役立つ情報や、試してみたくなるような情報は保存される可能性が高いからです。

保存は、基本的に後から見直すことを前提としたアクションになります。つまり、インプレッション数の増加を意味します。また、後で見返すということは、ゆっくりと見たいという心理もあるので、投稿の閲覧時間も増える可能性が高いです。

さらに、保存数が多ければ、ターゲットユーザーが求めている情報を投稿できていることを意味するので、まだアカウントを知らないターゲットユーザーに知ってもらうことができれば、エンゲージメントを上げられる可能性もあります。

Instagramのアルゴリズムにおいて、エンゲージメントは非常に重要です。自社が知っている知識やハウツーのなかで、一般的にあまり知らない情報を探して投稿してみましょう。

真似してみたくなるようなコンテンツを投稿する

Instagramでシグナルを貯めるためには、真似してみたくなるコンテンツの投稿も効果があります。なぜなら、真似してみたくなる投稿を見たユーザーが、あとで真似をするために投稿を保存する可能性が高まるからです。

保存された投稿は、基本的に後で見返されることになります。つまり、インプレッション数の増加に繋がるのです。また、保存されたことでエンゲージメント数も増えます。

しかし、真似したくなるようなコンテンツを作成すると言われても、簡単には思いつかないのが現実です。ポイントは、自社だからこそ知っているノウハウや知識にあります。社内では当たり前の知識やノウハウでも、一般ユーザーにとっては珍しい情報ということも珍しくありません。また、商品の意外な使い方を紹介するのも方法です。真似してみたくなるようなコンテンツを作成するときには、業界や社内、商品やサービスの情報を整理してみることが役立ちます。

真似してみたくなるコンテンツの投稿を通じて、シグナルを貯めていきましょう。

ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる

ユーザーと積極的にコミュニケーションをとることで「親密度」が高まります。親密度が高まれば、ユーザーのフィードに投稿が表示されやすくなるので、親密度を深めていける可能性があるのです。

コミュニケーションにおいては、コメントが重要になります。なぜなら、コメントはユーザーにとって「いいね」や「保存」よりも踏み込んだアクションだからです。コメントする場合、文章を考えて、文章を打ち込む必要があります。「いいね」や「保存」のように気軽にできるアクションではありません。だからこそ、返信が大切になるのです。

コメントしてもらうだけでは、一方向からのシグナルとなりますが、返信することで双方向のシグナルと判断され、親密度が深い関係と判断されます。コメントを通じてコミュニケーションを取ることで、シグナルが貯まるだけでなくユーザーとの関係性を深めていくこともできるので、コメント返しは積極的にしていきましょう。

滞在時間が長くなるような工夫をする

滞在時間の長さもシグナルを貯めるうえで、重要なポイントとなります。滞在時間の長さは「投稿の情報」シグナルを貯めるうえで重要なポイントです。

複数枚の画像や動画を含めた投稿で滞在時間が長くなる工夫をしていきましょう。また、キャプションに役立つ情報などを記載しておくと、文章が読まれることで滞在時間も増えるので、文章部分にも気をつけるようにしましょう。

他にもリール投稿の活用や、自社のノウハウでユーザーが真似してみたくなるようなものを投稿することでも、滞在時間を長くすることができます。

ユーザーにアクションを促す表現を入れる

シグナルを貯めるポイントとして、ユーザーにアクションを促す表現を入れるのも1つの手段です。「いいね」やコメントなどのアクションをユーザーに促せば、より効率的にシグナルを集められます。

キャプションへの文言を追加や画像への文字入れによって、ユーザーの行動を促してみましょう。

上記を踏まえた上で投稿頻度を増やす

投稿に関する情報シグナルのなかには、鮮度もあります。鮮度とは文字通り、投稿の新しさのことです。つまり、シグナルを貯めるためには、定期的な投稿も大切になります。

ただし、投稿頻度をあげても、投稿の質が下がるのであれば問題です。投稿の質が下がると、現在のフォロワーがフォローを外してしまう危険もあるので、無理のない投稿頻度を探していきましょう。

企業アカウントの場合は、担当者を増やすことで1人にかかる負荷を軽減でき、投稿頻度と投稿の質を保つことに繋がるので、運用体制を考えることも大切になります。

効果の高い投稿を分析して以降の投稿施策を改善する

シグナルを貯めるうえでは、効果の高い投稿を分析して以降の投稿施策を改善することも大切です。Instagramには、無料で利用できるインサイトと呼ばれる分析ツールが存在します。インサイトを活用することで、さまざまな指標を確認できるので、シグナルが集まりやすい投稿の傾向を把握することが可能です。

シグナルが集まりやすい投稿の傾向が分かれば、類似の投稿を続けることで、継続的な反応を得られる可能性があります。また、シグナルが集まりやすい理由が分かれば、以降の投稿に再現性を持たせることが可能です。

逆に、反応が悪い投稿が分かれば、理由を考えることで、投稿の質を高めていくこともできます。アカウント成長に分析と改善は欠かせないので、投稿の分析は積極的に行いましょう。

まとめ:アルゴリズムを理解することでアカウントの成長速度は加速する

Instagram運用において、大切になるのは質の高い投稿の継続です。しかし、成長速度を加速させるためには、アルゴリズムを理解することも重要になります。なぜなら、アルゴリズムを理解することで、投稿を多くのユーザーに見られるための対策が可能になるからです。

質の高い投稿でも、ユーザーに見られなければ大きな効果は期待できません。もちろん、質の高い投稿を継続できていれば、いずれ効果は出てくるでしょう。しかし、ビジネスにおいてはスピードが大切になります。アルゴリズムについての理解を深めることで、成長速度を加速させることが可能です。

アルゴリズムの理解を深めて、対策をして多くのユーザーに閲覧してもらえる環境づくりをしていきましょう。