Instagramでフォロワーの獲得や自社サイトへの流入を目指すためには、プロフィールのコンテンツを拡充させることが重要になります。プロフィールのコンテンツを拡充させる手段としてはハイライト機能が代表的ですが、まとめ機能を活用するのも有効です。
Instagramのまとめ機能を使えば、フィード投稿をカテゴリ別にまとめることができます。上手く活用すればプロフィールのコンテンツ拡充だけでなく、商品に関する投稿をまとめてカタログのように利用することも可能です。
今回はInstagramのまとめ機能について、仕様や利用方法、利用するメリットを紹介します。当記事を読めば、プロフィールにアクセスしてきたユーザーのフォロワー転換率や自社サイト流入率を向上させるヒントを得ることができるので、ぜひご覧ください。
Instagramのまとめ機能とは投稿をカタログのようにまとめられる機能
Instagramのまとめ機能とは、投稿をカタログのようにまとめられる機能です。まとめ機能を使うと3種類のカテゴリで投稿をまとめることができます。
まとめ機能を利用することで、投稿をまとめることが可能です。情報をまとめることで、プロフィールを訪れたユーザーは自身が求める情報を効率的に集められるようになります。まとめられる投稿は自社アカウントのものだけではありません。他人の投稿をまとめることで、キュレーションコンテンツとして利用することもできます。
また、商品に関する投稿をまとめればカタログのような使い方をすることも可能です。投稿にショッピングタグを付けていれば、そのままショッピングページへ遷移させることもできます。以上のようにまとめ機能を上手く活用すれば、プロフィールのコンテンツ拡充だけでなく、商品の購買促進も可能です。
作成したまとめはプロフィールで確認できる
作成したまとめはプロフィールで確認できます。まとめを作成して公開すると、プロフィール画面の「まとめタブ」を選択することで、まとめ一覧を閲覧することが可能です。
作成したまとめは公開順に表示されます。届けたい情報を効率的にユーザーに閲覧してもらうようにするためには、まとめの公開順をコントロールすることが重要です。
幸い、まとめ機能は後から更新が可能で、更新したまとめは最も新しいまとめとして認識されるので、まとめを更新することでまとめタブの並び順を変更できます。
Instagramのまとめ機能で作成できるまとめは3種類
Instagramのまとめ機能で作成できるまとめは以下の3つです。
- 投稿まとめ
- 商品まとめ
- 場所まとめ
それぞれの種類ごとにまとめられる投稿の数や、入力できる情報が異なるので、しっかりと把握しておくことが重要になります。詳しく見ていきましょう。
投稿まとめ:自分の投稿と保存した他人の投稿をまとめられる
投稿まとめでは、好きな投稿をまとめることができます。まとめに入れる投稿は自分で選ぶことができるので、アルバムを作成する感覚で簡単に作成できるのが特徴です。
最大の特徴は、自社の投稿だけでなく、保存した他人の投稿もまとめられることです。先にも述べた通り、他人の投稿をまとめ、キュレーションコンテンツを作成することができます。
また、UGCをまとめれば、ユーザー視点で商品やサービスの魅力をまとめたコンテンツを作成することも可能です。UGCを有効活用する方法として、覚えておいて損はないでしょう。
商品まとめ:商品に関する投稿をまとめられる
商品まとめでは、ショッピングタグがついた投稿をまとめることができます。基本的にショッピングタグがついた投稿は商品を紹介しているものになるので、商品に関する投稿をまとめたカタログのようなものを作成する際に利用することが多いです。
例えば、家具メーカーのアカウントであれば机やイス、棚などのように、商品のジャンルごとにまとめを作成すれば、特定のジャンルの商品を求めているユーザーが購入検討しやすくなります。
加えて、まとめられている投稿にはショッピングタグがついているため、気に入った商品があればそのまま商品購入に至る可能性もあります。
以上のように、特にInstagram内での商品の販売を目的としている場合に、商品まとめは効果を発揮することが多いです。
場所まとめ:位置情報のタグが付いている投稿をまとめられる
場所まとめでは場所タグが付いた投稿をまとめることができます。店舗展開をしている場合や、自社に関連するスポットがある場合には有効に活用できるまとめの種類です。
マップアイコンを使用すれば、まとめた場所の全体地図が表示されるので、まとめたスポットの位置を視覚的に確認することができます。
まとめ機能でまとめられる投稿の総数は種類ごとに異なる
まとめ機能でまとめられる投稿は種類ごとに異なります。それぞれの種類ごとにまとめられる投稿の総数は以下の通りです。
まとめの種類 | カテゴリ数 | カテゴリごとの投稿数 | まとめられる投稿の総数 |
投稿まとめ | 30件 | 5投稿 | 150投稿 |
商品まとめ | 30件 | 5投稿 | 150投稿 |
場所まとめ | なし | 30投稿 | 30投稿 |
まとめ機能にはカテゴリーという概念があります。カテゴリーは作成できるまとめの総数と考えて問題ありません。カテゴリー概念が存在するのは場所まとめと商品まとめの2つで、投稿まとめにはカテゴリーの概念がありません。
つまり、投稿まとめは1つしか作成できないということです。また、カテゴリーごとにまとめられる投稿数も決まっています。基本的に、1つのカテゴリーにまとめられる投稿は5投稿までとなっています。
商品まとめと場所まとめでは、それぞれカテゴリーを30件まで作成できるので、最大で150投稿までまとめることが可能です。
対して、投稿まとめにはカテゴリーの概念がないので、投稿をジャンルごとに分類することができません。代わりに30投稿までまとめられるので、5投稿を超える投稿をまとめたいときに活用できます。
Instagramのまとめ機能を活用するメリット
Instagramのまとめ機能を活用するメリットは以下の通りです。
- プロフィールのコンテンツが拡充する
- ユーザーが効率的に商品の購入を検討できる
- 店舗の集客につながる可能性がある
- 過去の投稿を有効に活用できる
まとめ機能を活用することで、上記のメリットを得られるので、まとめ機能を活用してアカウント成長に繋げましょう。
プロフィールのコンテンツが拡充する
まとめ機能を活用すれば、プロフィールのコンテンツを拡充することが可能です。先に述べた通り、Instagramではフォロワーの獲得や自社サイトの流入を増やす上で、プロフィールのクオリティが重要になってきます。
プロフィールには「フォローする」ボタンがある他、生きたURLを掲載可能です。つまり、プロフィールに訪れたユーザーは自社にとって有益や行動をとってくれる可能性が高いユーザーであると捉えることができます。
しかし、プロフィールのコンテンツが少ないと、ユーザーはアカウントが自分にとって有益なものであるかを判断することができず、フォローや自社サイトhwの流入といった行動を撮ってくれる可能性が低くなってしまうのです。
ユーザーに自社アカウントが有益なものであると判断してもらうためにも、プロフィールのコンテンツを拡充させることは重要になります。
まとめ機能を活用すれば単純にプロフィールで得られる情報を増やすことができる他、整理した情報を提供できるので、ユーザーが自社アカウントを有益なものと判断してくれる可能性が高くなります。
プロフィールを訪れたユーザーに有益な行動をとってもらえるよう、まとめ機能を積極的に利用しましょう。
ユーザーが効率的に商品の購入を検討できる
商品まとめを活用すれば、ユーザーは商品の購入を効率的に検討できます。もしユーザーが自社の商品に興味を持っていたとしても、フィード上に流れてくる投稿やプロフィールで確認できる投稿から商品を検討するのは骨が折れるでしょう。
商品ジャンルごとに商品をまとめておけば、ユーザーは自分が探しているジャンルの商品に関する投稿をまとめて確認できます。商品ごとにカテゴリーを分けておけば、同じジャンルの自社商品を簡単に比較できるようになるので、ユーザーは効率的に商品の購入検討が可能です。
また、商品まとめの投稿には基本的にショッピングタグが付けられているので、気に入った商品があればそのまま購入に進むことができます。まとめ機能を上手く活用すれば、ユーザーの購買意欲が高い状態で商品の販売を行うことが可能です。
店舗の集客につながる可能性がある
場所まとめを作成しておくことで、店舗集客に繋がる可能性が高まります。特に、複数店舗を経営している場合には、各店舗の集客を増やすためにも積極的に活用していきましょう。
各店舗に限定商品やオリジナル商品がある場合には、情報を記載しておくことで集客に繋げられる可能性も高まります。
過去の投稿を有効に活用できる
まとめ機能は、基本的に過去の投稿を活用して作成します。つまり、過去の投稿を有効に活用できるということです。
過去に投稿したものでも、すべてのフォロワーが見ているわけではありません。まとめ機能を使えば、Instagramを運用していく中で埋もれてしまう情報を再利用できます。過去の投稿を無駄にせず、新規コンテンツを作成する工数を減らしながらコンテンツの拡充を行えることも、まとめ機能の大きなメリットです。
Instagramのまとめ機能を使用する方法
Instagramのまとめ機能を使用する方法は以下の通りです。
- 作成したいまとめの種類を選ぶ
- まとめたい投稿を選ぶ
- メインの情報を編集する
- プレビューで内容を確認し公開する
ユーザーに楽しんでもらえるまとめを作成するためには、テーマが大切になります。ユーザーが求めている情報を盛り込みながら飽きさせないコンテンツ作成を目指しましょう。
作成したいまとめの種類を選ぶ
まずは作成したいまとめの種類を選びます。手順は以下の通りです。
1.プロフィール右上の「+」アイコンをタップし、「まとめ」を選択する
2.作成したいまとめの種類を選ぶ
作成するまとめの種類を選択するときには、まずは達成したい目的を考えていきましょう。
まとめたい投稿を選ぶ
まとめたい投稿を選択します。投稿を選択するときのポイントは、目的を意識することです。例えば、場所まとめを作成する場合、目的は店舗や会社の場所を知ってもらうことにあります。自店や自社の近くにあるおすすめの観光地を一緒にまとめておくと、ユーザーが立ち寄るきっかけを作ることが可能です。
また、商品まとめは自社ブランドの売れ筋トップ10などを作成すると、効率よくユーザーに自社商品をアピールできます。他にも、シーズンごとのランキングまとめを作成するのもいいでしょう。
UGCをまとめておくと、商品を購入したユーザーの声を届けることも可能です。ユーザーの生の声を集めることで購買に繋がりやすくなります。
メインの情報を編集する
まとめる投稿を選択したら、まとめのメイン情報とカテゴリーを編集しましょう。編集画面では、以下の項目を編集していきます。
- まとめのタイトル
- カバー写真を追加
- まとめの内容
まとめのカバー写真は「過去の自分の投稿」「自分が保存済みの投稿」「まとめで選択している投稿」の中から選びます。
カテゴリー編集では、以下の項目を編集していきます。
- カテゴリーのタイトル
- 投稿写真の選択
- カテゴリーの情報
なお、まとめ機能のカバー写真は過去の自分の投稿、保存済みの投稿、まとめで選択している投稿から選びます。
プレビューで内容を確認し公開する
まとめを作成したら、プレビューで内容を確認して後悔しましょう。公開までの手順は以下の通りです。
- 右上の「次へ」を選択
- 「プレビュー」をタップすると、まとめのプレビューを確認できる
- プレビューを見て問題がなければ確認画面の下にある「シェア」をタップする
以上で、まとめの投稿は完了です。
なお、まとめの公開タイミングを調整したい場合には「下書きとして保存」を選択すると一時保存ができるので、タイミングに合わせて公開してください。
Instagramのまとめ機能を活用する際のポイント
Instagramのまとめ機能を活用するポイントは以下の通りです。
- 見てもらいたいまとめはこまめに更新する
- 何のまとめなのかをタイトルに明記する
- 任意コメント欄にターゲットユーザーに合った訴求を入れる
- まとめをストーリーズでシェアしてハイライトに追加する
- 外部SNSにもまとめをシェアする
- 検索で見つかりやすいように関連するハッシュタグをつける
各ポイントを抑えながらまとめ機能を活用していきましょう。
見てもらいたいまとめはこまめに更新する
見てもらいたいまとめはこまめに更新することが大切になります。なぜなら、更新されたまとめが一番上に表示されるからです。つまり、更新することで見られやすい環境を作ることができます。
例えば、先月の売上ランキングを作成すると、効率よく自社商品の存在をアピールすることが可能です。ユーザーに見てもらいたいまとめはこまめに更新して、見られやすい環境を作っておきましょう。
何のまとめなのかをタイトルに明記する
まとめのタイトルは、何のまとめなのかが分かるようにしておきましょう。また、タイトルを決めるときは、ユーザーが思わず見たくなるタイトルを付けることも大切です。
例えば、店舗に関するまとめを作成するときは、タイトルに場所を明記することで、近くに住んでいるユーザーの興味を引くことができます。他には、ジャンルを明記しておくのもいいでしょう。ジャンルを明記しておくと、特定のジャンルに興味を持つユーザーに見られる可能性が高まるからです。
任意コメント欄にターゲットユーザーに合った訴求を入れる
任意コメント欄にはターゲットユーザーに合った訴求を入れることも大切です。おすすめポイントを書いたり、具体的な使用場面を解説することで、関心度を高めることができます。
Instagramは画像や動画がメインのSNSですが、画像だけでは伝わらないこともあるので、テキストの力を使って、魅力を伝えていきましょう。
また、何についてまとめていて、誰におすすめなのかを明記しておくと、ユーザーがまとめを見るメリットが分かりやすくなり、閲覧に繋がりやすくなります。
まとめをストーリーズでシェアしてハイライトに追加する
まとめをストーリーズでシェアしてハイライトに追加することで、プロフィール画面に固定しておくことができます。プロフィール画面に固定しておくと、ユーザーの目に触れる機会が増えるので、ユーザーに見てもらいたいまとめをハイライトに追加しておきましょう。
現在、Instagramにはまとめを整理する機能はありません。ハイライト機能を使うことでプロフィール画面に固定表示できるので、まとめの整理用として活用することが可能です。
外部SNSにもまとめをシェアする
まとめを作成したら、外部SNSにもシェアしておきましょう。商品に関する投稿をまとめておけば、商品に興味を持つユーザーに見てもらえる可能性が高まります。
商品に関する投稿をまとめると、カタログの役割も果たしてくれるので、ユーザーに自社商品をアピールするチャンスです。少しでも自社商品を知ってもらうためにも、外部SNSにもまとめをシェアしておきましょう。
検索で見つかりやすいように関連するハッシュタグをつける
検索で見つかりやすいように関連するハッシュタグを付けることも重要です。少しでも多くのユーザーに見てもらうためには、検索で見つかりやすくするための施策が大切になります。関連するハッシュタグを付けておくことで、検索流入を増やしましょう。なお、ハッシュタグはまとめの場所や商品の説明欄に記載します。
まとめ:まとめ機能を使って自社アカウントを効率よく紹介しましょう
まとめ機能を使うと、投稿をカテゴリーごとに分けてまとめることができます。また、商品に関する投稿だけを集めてカタログを作成することや、UGC投稿を集めて、消費者の声をまとめることも可能です。
目的に合わせたまとめを作成していくことで、自社アカウントを効率よく知ってもらうことができるので、まずは目的を設定して効果的なまとめを作成していきましょう。