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Instagram広告の特徴や種類について解説!課金形式や支払い方法、出稿までの流れも紹介

自社アカウントを成長させていくためには、広告を使うのも1つの手段です。しかし、広告といってもどのような種類があるのかや、課金形式、支払い方法、出稿までの流れを理解しておかなければいけません。なぜなら、種類が把握できていなければ、自社に合った宣伝方法が見えてこないだけでなく、費用の計算もできないからです。

今回はInstagram広告の特徴や種類、課金方式から出稿までの流れを解説していきます。今回の記事を読むと、Instagramにおける広告の基礎知識を身につけることができるので、ぜひご覧ください。

Instagram広告は各投稿の間に自然な形で挿入される広告

Instagram広告は各投稿の間に自然な形で挿入できる広告です。各投稿の間に自然な形で挿入できるので、広告色を抑えるだけでなく、ユーザーに自然と見てもらえる可能性が高まります。

また、以下の2つもInstagram広告の強みです。

  • ユーザーの属性や行動データに基づいたターゲティングが可能
  • 1日当たり1ドルから広告出稿できる

Instagram広告を活用して、アカウント成長と自社の認知度向上に役立てていきましょう。

ユーザーの属性や行動データに基づいたターゲティングが可能

Instagram広告の魅力の1つが、精度の高い広告ターゲティングが可能な点にあります。InstagramはFacebookと紐づいているので、Facebook広告と同じような高いターゲティングが行えるのです。

性別に年齢や地域だけでなく、趣味や職業、既婚と未婚といったものだけでなく、ユーザーの属性や行動データに基づいたターゲティングができるので、より詳細なターゲティングができます。Instagram広告をだすことで、届けたい層に対して的確な情報発信が可能になるのです。

1日当たり1ドルから広告出稿できる

Instagramの広告の最大のメリットは、出稿における金銭的なハードルが低いことでしょう。マス広告などは広告を出稿するためにまとまった金額が必要になることが多いです。Instagram広告なら1日当たり1ドルから出稿できるので、少ない予算から広告出稿を始められます。

適切なターゲット設定を行えば、精度の高い広告出稿が可能なので、広告によるマーケティングを始めたての場合でも効果がでやすく、選択しやすいのが特徴です。

Instagram広告は大きく分けて6種類

Instagram広告を大きく分けると以下の6種類になります。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • ストーリーズ広告
  • 発見タブ広告
  • コレクション広告

広告を活用していくためには、広告種類を理解しておく必要があるので、まずは各種類について理解を深めていきましょう。

写真広告

写真広告は写真とテキストを表示できるInstagram上の基本的な広告です。タイムライン上に他のユーザーの投稿と同じように表示されるので、違和感なく広告を見てもらえる可能性が高くなっています。

広告なのでCTAボタンの設置も可能となり、ユーザーの行動を促しやすくなるので、クリック率の向上も目指すことが可能です。

動画広告

動画とテキストを使えるのが動画広告です。動画広告を利用するとフィード上の投稿の間に自然と挿入されるだけでなく、広告が表示されると自動で再生されるので、ユーザーの目を引きやすいという特徴があります。

画像だけでは伝えられなかったストーリーを伝えることで、ブランディングにも大きな効果を発揮する点も1つの魅力です。

カルーセル広告

複数の画像や動画とテキストを使う広告がカルーセル広告です。複数の画像と動画を使うことで、商品やサービスの魅力を多角的に紹介できる強みがあります。

また、文字入れした画像を複数枚利用すると、キャプションを見ないユーザーにも多くの情報を伝えることが可能です。多くの情報を伝えることができれば、認知獲得だけでなく、商品やサービスの理解向上にもつながるので、活用していきましょう。

カルーセル広告は、複数の画像と動画を使えるので、ブランドストーリーを伝えやすい点もメリットです。複数の画像と動画を使えるので、凝った作りにすることもできます。ユーザーが思わずスワイプしたくなるような広告を作成できれば、大きな効果を発揮するはずです。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告はストーリーズトレイに表示される広告です。ストーリーズと同様の形式で表示されるので、ユーザーに投稿を見る流れで広告を閲覧してもらえます。

ストーリーズは投稿から24時間経過すると自動的にアーカイブされてしまいますが、ストーリーズは出稿されている限り表示されるのが特徴です。また、広告のクリエイティブが全面に表示されるので、ユーザーに認知されやすいのがメリットといえるでしょう。

発見タブ広告

発見タブ広告は、名前の通り発見タブに表示される広告です。発見タブはユーザーがフォローしているアカウントや「いいね」した投稿などに基づいて投稿が表示されるタブで、ユーザーが新しいコンテンツやアカウントを見つけるために使われます。

Instagramのフィードやストーリーズトレイなどは、基本的にコンテンツを受動的に閲覧する場所です。対して発見タブではユーザーが能動的にコンテンツを探す場所なので、広告がより積極的にユーザーに閲覧されやすいのがメリットといえるでしょう。

コレクション広告

自社商品をカタログ形式にして表示できるのがコレクション広告です。コレクション広告では画像や動画の下に登録した商品がカタログ表示されます。

ユーザーが表示された商品をタップすれば詳細が表示される他、購入ページに遷移することが可能です。よって広告から商品購入まで簡単な操作で進むことができます。

ECサイトを運営しており、商品の販売が広告を出稿する目的なのであれば、積極的に活用したい広告です。

Instagram広告で利用できる2つの機能

Instagram広告では次の2つの機能を使うことができます。

  • アンケート広告機能
  • ブランドコンテンツ広告機能

広告目的に合わせて機能を活用して広告効果を高めていきましょう。なお、前章で紹介した広告種類と上記の機能を併せて活用していくことで、多種多様なアプローチも可能です。

アンケート広告機能

アンケート広告機能を使うと、ストーリーズ上で簡単なアンケートを付けることができます。広告から自社サイトへの流入が狙えるだけでなく、アンケートによってユーザーの意見を収集できるのが特徴です。

通常、アンケート機能が利用できるストーリーズはフォロワーに閲覧されることがほとんどです。広告でアンケート機能を使えばフォロワー外のユーザーにもアンケートが閲覧されるので、フォロワー外ユーザーの意見も収集できる可能性があるのが大きなメリットといえるでしょう。

ブランドコンテンツ広告機能

ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーやパブリッシャーに自社に関する投稿を作成してもらい、広告として出稿する機能です。協力してもらうクリエイターの視点で自社の情報を発信できるため、よりユーザーが納得感を得やすい広告を出稿できるのがメリットとなります。

また、連携したインフルエンサーやパブリッシャーのフォロワーに抵抗なく閲覧してもらえる可能性が高いことも大きなメリットといえるでしょう。

ブランドコンテンツ機能を利用する際には、自社だけでなく、クリエイター側にもプロアカウントに切り替えてもらう必要があります。加えて、ブランドコンテンツ広告を利用する際にはInstagramのガイドラインを遵守する必要があるので、事前にしっかりと把握しておきましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。

Instagram広告の課金方式はキャンペーンによって変わる

Instagram広告の課金方式はキャンペーンによって変わるので、まずはそれぞれの特徴と課金方式を見ていきましょう。Instagram広告におけるキャンペーンとは、広告によって得たい成果のことで、配信目的ともいえます。

キャンペーンは認知、検討、コンバージョン、アプリインストールの4つに分類され、広告を出す前にあらかじめ選択することになります。

なお、課金方式は以下の4つです。

  • インプレッション課金(CPM)
  • 広告視聴課金(CPV)
  • クリック課金(CPC)
  • アプリインストール課金(CPI)

各方式によって、費用と効果に違いがあるので、広告目的と予算を考慮しながら適切な方式を選択しましょう。

認知目的ならインプレッション課金(CPM)

認知目的で広告を打つなら、課金方式はインプレッション課金(CPM)になります。CPM課金は広告が1,000回表示されるたびに課金されるシステムです。別名インプレッション課金と呼ばれていて、認知目的の場合に用いられる課金方式になります。

インプレッション課金では広告が表示されたタイミングで課金され、同じユーザーが何回クリックしても費用が発生することはありません。以上の理由からも、認知獲得に向いている方式といえます。

検討目的なら広告視聴課金(CPV)

検討目的の場合、課金方式は広告視聴課金(CPV)になります。CPV課金は動画が10秒以上再生されるたびに課金されるシステムです。

ユーザーに広告の閲覧から商品の購入検討に移ってもらいたい場合、広告の内容をしっかりと閲覧してもらって商品への理解を深めてもらう必要があります。

広告視聴課金であれば広告がある程度再生されないと課金が発生しないので、費用対効果を高めることが可能です。

コンバージョン目的ならクリック課金(CPC)

コンバージョン目的の場合、課金方式はクリック課金(CPC)がおすすめです。CPC課金は広告がクリックされるたびに課金されるシステムなので、クリックされなければ費用は発生しません。

資料請求や商品販売などのコンバージョンが目的の場合はユーザーにクリックされることが重要になるので、クリック課金方式を選択することで費用対効果を高められます。

アプリのインストールが目的ならアプリインストール課金(CPI)

アプリのインストールが目的の場合、課金方式はアプリインストール課金(CPI)になります。CPI課金はアプリがインストールされるたびに課金が発生するシステムです。

アプリがインストールされなければ課金されることはないので、アプリの普及が目的の場合には、効率的に広告を配信できるのが強みになります。

Instagram広告における課金方式ごとの広告費用相場

では、Instagram広告における課金方式ごとの費用相場を見ていきましょう。実際には商材やターゲットによって費用に違いがでてくるので、1つの参考としてご覧ください。

課金方式費用相場課金タイミング
CPM1リーチにつき0.5円から1円1,000回表示されるごと
CPV1再生につき4円~7円10秒以上の再生
CPC1クリックにつき40円から100円クリック
CPI1インストールにつき100円から150円インストール

上記の表を見るとCPMやCPVであれば費用を抑えられるように見えます。しかし、実際には費用が発生する機会が多いので、効果を実感するためにはある程度の費用が必要になることが多いです。

対して、CPCやCPIは費用が発生する機会が少ない分、一回あたりの費用が大きくなっています。

Instagram広告を出稿するまでの流れ

では、実際にInstagram広告を出稿するまでの流れを見ていきましょう。

流れは次の通りです。

  1. Instagramのアカウントをプロアカウントに切り替える
  2. InstagramのアカウントとFacebookページを連携する
  3. キャンペーンを作成する
  4. 広告セットで予算やターゲット・配信面の設定をする
  5. 広告クリエイティブを入稿する
  6. 広告を出稿する

広告出稿前に広告の目的と予算を決めておけば選択する広告の種類に悩むことがなくなるので、あらかじめ目的と予算を決めておきましょう。

①Instagramのアカウントをプロアカウントに切り替える

Instagram広告を利用するには、アカウントをプロアカウントに切り替える必要があります。プロアカウントへ切り替えることで、分析ツールのインサイトも使えるようになるので、ビジネスアカウントとして利用するのであれば、早めに切り替えておきましょう。

なお、アカウントをプロアカウントに切り替えても費用は発生しません。プロアカウントで使える機能や切り替え方法は以下の記事で詳しく解説しています。

②InstagramのアカウントとFacebookページを連携する

Instagram広告を利用するには、InstagramアカウントのアカウントとFacebookページを連携させなければいけません。

連携については以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

③キャンペーンを作成する

次にキャンペーンを作成します。キャンペーンとは広告の配信目的のことです。キャンペーンを設定することで、目的に沿ったデータの収集が可能になります。キャンペーンの作成手順は次の通りです。

  1. Facebookツールのビジネスマネージャで広告マネージャを開く
  2. キャンペーンの作成ボタンをクリックしてキャンペーンの作成を開始
  3. マーケティングの目的を選択
  4. 広告名を設定
  5. 広告のゴール詳細を設定
  6. オーディエンスを設定

以上の操作でキャンペーンを作成できます。特に重要なのはオーディエンスの設定です。広告を配信したいユーザーの属性を明確に設定すれば、確度の低い顧客に広告が配信されなくなるため、結果的に費用対効果が高くなります。

④広告セットで予算やターゲット・配信面の設定をする

続いて広告セットで予算やターゲット、配信面の設定を行います。手順は以下の通りです。

  1. 配信する場所を設定
  2. 予算と掲載期間の設定

なお、予算の設定は「1日の予算」と「通算予算」という2つの方法があります。状況に応じて管理しやすい方を選ぶようにしましょう。ちなみに金額の下限は100円です。

⑤広告クリエイティブを入稿する

広告クリエイティブの入稿手順は次の通りです。

  1. アイデンティティの設定で広告を出したいアカウントを選択
  2. 広告形式の設定で使用したいものを選択
  3. 広告クリエイティブの選択
  4. 見出、CTA、テキストの設定
  5. 画面右側のプレビューを確認しながら問題がないのか確認
  6. 配信場所ごとの表示を確認

広告内容はFacebookの広告ポリシーによって審査されるので、広告ポリシーに違反することがないように事前に広告ポリシーを確認しておきましょう。なお、審査対象となるのは広告だけではなく、リンクによって遷移したコンテンツも対象となるので、併せて確認してください。

⑥広告を出稿する

最終的にプレビューを見て問題がなければ、注文確定をクリックしてください。審査が完了して承認されれば設定したスケジュールに合わせて広告の配信がスタートします。広告の設定が完了すると、広告マネージャーに作成した広告が追加されているので確認しておきましょう。

なお、配信途中であっても予算や期間の変更は可能なので、効果を見ながらの判断も可能です。

まとめ:広告を使うとアカウント成長は加速する

Instagramを最大限に活用するためには、日頃の運用だけでなく広告の活用も大切になります。なぜなら、広告を打つことでショートカットができるからです。効果的なプロモーションを行うことで、ターゲットに届けたい情報を届けることができます。

特に、Instagram広告はFacebookと紐づいているので、Facebook広告と同じく高いターゲティングが可能なので精度の高さが魅力です。

広告を活用して効果的なプロモーションを行い、自社アカウントを効率よく成長させていきましょう。