Instagramリールもtiktokも短尺の縦型動画を利用するという点が同じなので、違いが分かりにくいという方も少なくありません。しかし、企業アカウントの成長のためには、2つの違いを理解した上で、使い分けることが必要です。
今回はInstagramのリールとtiktokの違いについて解説します。使い分けの方法や連携方法も解説しているので、2つの違いを把握したい人はぜひご覧ください。
TiktokとInstagramリールの6つの違い
TiktokとInstagramリールの違いは6つです。
- 動画時間の範囲はTiktokの方が広い
- 投稿文できるテキスト量はInstagramリールの方が多い
- Tiktokは「フィルタ」や「メイク」など編集機能が豊富
- Instagramリールは表示場所を4ヶ所から選べる
- Tiktokにはユーザー同士が交流できる機能がある
- Instagramリールでは他のアカウントの再生数も確認できる
詳しく見ていきましょう。
動画時間の範囲はTiktokの方が広い
1つ目の違いが動画時間の範囲です。Instagramのリールは15秒から90秒のショートムービーが投稿できます。一方のTiktokでは、15秒から180秒です。
90秒と180秒では伝えられる情報量にも違いがでてくるので、使い分けるうえで、1つのポイントになります。
投稿文できるテキスト量はInstagramリールの方が多い
投稿できるテキスト量はInstagramのリールの方が多くなっています。Tiktokで入力できる文字数はハッシュタグを含めて全角で150文字です。一方のリールはハッシュタグを含めて2,200文字の入力ができます。
商品やサービスの詳細を伝えるためには、ある程度の文章量が必要になることも多いです。詳細な情報を記載する必要がある場合はリールの方が向いているといえるでしょう。
Tiktokは「フィルタ」や「メイク」など編集機能が豊富
Tiktokの人気要因の1つが「フィルタ」や「メイク」などの編集機能が豊富なことです。動画の加工バリエーションが多いので、撮影した動画を手軽に編集して投稿することができます。
リールも編集機能が豊富ですが、ビジュアル関係の機能はTiktokよりも控えめです。一方でスタンプ機能によって投稿に様々な機能を追加できるので、施策に応じて柔軟に対応できるのが強みであるといえるでしょう。
Instagramリールは4ヶ所の表示場所が存在する
リールの表示場所は次の通りです。
- リールタブ
- 発見タブ
- プロフィール
- フィード
表示場所が複数あるため、ユーザーの目に触れる機会が多いです。特にリールタブや発見タブではフォロワー外ユーザーも投稿を閲覧する可能性があるため、フォロワーの獲得や自社サイトへの流入に繋がる可能性があります。
対して。Tiktokでは投稿の表示場所がレコメンドのみです。とはいえ、Instagramのように投稿の種類が複数存在するわけではないため、ユーザーに閲覧される機会への影響は少なく、シンプルな操作感に起因しています。
Tiktokにはユーザー同士が交流できる機能がある
TikTokにはユーザー同士が交流できる機能があり、多くのユーザーが交流を深めています。コラボ機能を利用すれば自身の動画を左半分に表示して、右半分にコラボ相手の動画を表示することで1画面で楽しむことも可能です。
コラボすることで、コラボ相手のフォロワーにも見てもらえるので、エンゲージメント率やフォロワーの上昇にもつながります。
Instagramリールでは他のアカウントの再生数も確認できる
Instagramのリールでは他のアカウントの再生回数も確認できます。再生数が可視化されることで分析がしやすくなるので、施策の改善が行いやすいのがメリットです。
また、競合アカウントの投稿の中から再生数が多いものを選定して分析できることも大きなメリットといえます。競合の投稿を参考にすることで、ターゲットユーザーが求める投稿を導き出せる可能性があるので、積極的に活用していきたい機能です。
TiktokとInstagramリールの使い分け方法
アカウント成長を加速させていくためには2つのSNSの特徴と強みを理解して使い分けていくことが大切です。
使い分けるときのポイントは次のようになっています。
- Tiktokはフォロワー以外に拡散しやすく認知獲得に有効
- Instagramリールはアカウントのブランディングに活用しやすい
Tiktokはフォロワー以外に拡散しやすく認知獲得に有効
Tiktokはフォロワー以外にも拡散しやすく認知獲得に有効です。コラボ機能などを利用すれば、相手ユーザーのフォロワーにも知ってもらえる可能性があるので、多くのユーザーに認知してもらえる可能性も高まります。
認知度が高まれば、自社商品に対して興味を持つユーザーの数も増える可能性があるので、積極的に活用していきましょう。
対して、Instagramはフォロワー外ユーザーへの拡散が難しいという面があります。リールに関してはリールタブが存在することもあって、他のユーザーよりもフォロワー外ユーザーに閲覧される機会が多いです。
しかし、投稿の種類が複数あることもあり、ユーザーが全員リールタブを閲覧するわけではありません。よって、投稿の拡散性という点ではTiktokに軍配が挙がります。
Instagramリールはアカウントのブランディングに活用しやすい
Instagramリールはアカウントのブランディングに活用しやすいのがメリットです。Instagramは拡散性が弱い反面、フォロワーから投稿を閲覧されやすいという強みがあります。
フォロワーに対して信頼性の高い情報を提供し続ければアカウント自体の信頼性が増し、結果的に自社のブランディングに繋がる可能性が高いです。
TikTokとInstagramは連携も可能
TiktokとInstagramは連携が可能です。InstagramとTiktokと連携させることで、2つの媒体のユーザーに効率的なアプローチを行うことができます。InstagramにTiktokを連携する方法は以下の通りです。
- Tiktokを開き、プロフィールからメニューを開く
- 「設定とプライバシー」を選択する
- 「プロフィールをシェア」を選択して「リンクをコピー」をタップする
- Tiktokの自社アカウントのURLをコピーする
- Instagramのプロフィールで「プロフィールを編集」をタップする
- コピーしたURLをペーストする
TiktokにInstagramを連携させる場合には、Tiktokのプロフィールを開き、メニューから「プロフィールにInstagramを追加」を選択します。その後は指示に従いユーザー名などを入力していくと連携は完了です。
2つのSNSを連携させることは、入り口が増えることを意味します。アカウント成長のためにも、入り口を増やしていきましょう。
まとめ：アカウント成長のために入り口を増やす
InstagramもTiktokもビジュアルを重視しているSNSです。しかし、特徴や機能に違いがあります。2つを使い分けながら、連携していくことでフォロワーや自社サイトへの流入が増加するのです。
アカウント成長のためにも、2つのSNSの強みを活かして連携することで自社メディアのネットワークを広げていきましょう。
