Instagramで効率的なアカウント運営を行う際に重要なのが、フォロワー管理です。フォロワー管理とはフォロワーの情報を分析して、フォロワーの求めている情報を把握することを指します。
フォロワーの求めている情報を把握し、情報を反映した投稿を続ければ、エンゲージメント率があがり、投稿の露出が増えて新規のフォロワー獲得や自社サイトの流入に繋げることが可能です。
今回の記事ではフォロワー管理の重要性やチェックすべき指標まで分かりやすく紹介します。アカウント運営者には非常に有益な情報になるので、ぜひ参考にしてみてください。
Instagramのフォロワー管理とはフォロワーの情報を把握しておくこと
Instagramのフォロワー管理とは、フォロワーの傾向を分析することでフォロワーの求めている情報を把握することです。具体的にはフォロワーの性別や年齢層、趣味嗜好などを分析し、どのような情報を求めているフォロワーが多いのかを把握することを指します。
フォロワーの傾向を把握すれば求めている投稿内容が分かる
Instagramでは基本的に、投稿を最初に閲覧するのはフォロワーです。フォロワーが投稿を閲覧し、「いいね」やコメント、保存などのアクションを行うことでエンゲージメント率が高くなることで初めて、投稿が発見タブやおすすめ欄、フィードのレコメンドからフォロワー外ユーザーに投稿が届きます。
フォロワーからのエンゲージメント数を増やし、エンゲージメント率を向上させるためには、フォロワーの傾向を把握し、フォロワーが求めている情報を発信していくことが重要です。
Instagramでフォロワー管理をする際に見るべき指標
Instagramでフォロワー管理をする際に見るべき指標は主に以下の3つです。
- フォロワーの男女比・年齢層・地域
- 投稿のエンゲージメント数
- フォロワーの増減数
どれもアカウント運用に重要な情報なので、詳しく見ていきましょう。
フォロワーの男女比・年齢層・地域
男女比や年齢層、居住地域といったフォロワーの属性は、投稿がターゲットのユーザーに届いているかを確認する上で重要になります。フォロワーの属性がターゲティングしたユーザー層と異なる場合、投稿内容やアカウントの世界観にズレがあるということです。
結果的にフォロワーが増えてもサイト流入や商品の購入といったアカウントの運用目的が達成できず、成果が出ない状況に陥る恐れがあります。
フォロワーの属性が想定と異なる場合は投稿内容やアカウント世界観を見直しましょう。社内で仮説を立て、検証していくことで、本当に情報を届けたいユーザーに投稿を届けることが可能です。
他にも、フォロワーの属性から有効な施策を考えられることもあります。例えば、フォロワーの居住地域がエリア単位で固まっているのであれば、地域限定のイベントを行うことで効率的な集客が可能です。
以上のように、フォロワーの男女比・年齢層・地域を見ることで、アカウントの管理や施策の考案が行えるので、定期的に確認することをおすすめします。
投稿のエンゲージメント数
フォロワーは興味・関心のない投稿には反応しません。一方で、求めている情報や好みの投稿に対しては「いいね」やコメント、保存などのリアクションをしてくれます。過去の投稿のエンゲージメント数を確認すれば、フォロワーがどのような投稿を求めているか把握することが可能です。
エンゲージメント数が増えない場合は、フォロワーがフォローしている別のアカウントを確認し、どのようなジャンルに興味のあるユーザーが多いか把握しましょう。自社アカウントの世界観を崩さない範囲で参考にすることで、ユーザーが求めている情報が理解できます。
エンゲージメント数については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
フォロワーの増減数
ユーザーが求めている投稿を続けていれば、エンゲージメント率が向上することで投稿がフォロワー外のユーザーにも拡散され、新規のフォロワーが次第に増えていきます。しかし反対にフォロワーの興味・関心がない投稿を続けていたり、一定期間投稿をしないとフォロワーが減少してしまう可能性が高いです。
日・週・月ごとのフォロワーの増減数を確認し、フォロワー増加・減少の要因になった投稿を把握することで、フォロワーが求めている投稿と求めていない投稿が把握できます。フォロワーの増減と投稿の相関性を確認していけば、効率的に成果が出る施策を見出すことが可能です。
Instagramでフォロワー管理をした上でチェックしたい投稿の指標
次にフォロワーの情報を把握出来た後に施策を行った際に確認したい指標を紹介します。確認したい項目は以下の通りです。
- 投稿のリーチ数
- 投稿のエンゲージメント率
それぞれの項目を詳しくご紹介します。
投稿のリーチ数
1つ目は投稿のリーチ数です。リーチ数は投稿を閲覧したユーザー数を指します。
混同されやすい指標にインプレッション数がありますが、リーチ数が投稿を閲覧した人数を確認する指標であるのに対し、インプレッション数は人数に関わらず投稿が閲覧された回数を指すので注意が必要です。
例えば、同じユーザーが同じ投稿を5回閲覧した場合、リーチ数は1、インプレッション数は5となります。
リーチ数を確認することで、投稿がフォロワーに届いているかを確認できます。Instagramでは独自のアルゴリズムによって、ユーザーの関心度が高い投稿が優先的に表示されるようになっています。
よって、リーチ数を確認すれば、投稿内容がユーザーの求めているものになっているかを確認することが可能です。
投稿のエンゲージメント率
2つ目は投稿のエンゲージメント率になります。エンゲージメント率は「いいね」やコメント、保存といったリアクションをしたユーザーの割合を表す指標で、以下の2パターンで算出されることが多いです。
- エンゲージメント率 = エンゲージメント数 ÷ リーチ数
- エンゲージメント率 = エンゲージメント数 ÷ フォロワー数
基本的にフォロワー管理をした後は投稿を見たユーザーがリアクションした割合を確認したいため、リーチ数を分母にしたエンゲージメント率を確認します。
ただし、リーチ数がフォロワー数を超えている場合は、フォロワー以外のユーザーにも投稿が拡散されているということになるため、フォロワー管理が成功しているかを確認するためにはフォロワー数を分母にしたエンゲージメント率をもとに判断しましょう。
エンゲージメント率を確認すれば、投稿を見たユーザーが投稿の内容について関心を持っているかを把握することが可能です。エンゲージメント率が高い投稿が続けられていれば、フォロワーの属性や趣味嗜好をしっかり把握出来ているということになります。
まとめ:Instagramの効率的なアカウント運営にはフォロワーの管理は必須
Instagramの効率的なアカウント運営にはフォロワーの管理は必須です。フォロワーの属性や過去の投稿に対しての反応を分析することで、フォロワーの求めている情報が把握できます。
フォロワーの情報を把握したら、データに基づいた投稿をしてみて、実際にユーザーからの反応が良いかを確認しましょう。施策と改善と繰り返し、フォロワーが関心を持っている投稿を理解できれば、より効果的なアカウント運用が可能になります。