運用目的やKPIについて、クライアントと共通の認識を持ちながら運用できていますか?instagramアカウントを成長させ、その結果を正しく評価してもらうためには、その基準となる指標をすり合わせておくことが重要です。そこでこのページでは、以下について解説します!
なぜ運用目的・KPI設計を行う必要があるのか
目的によって見るべき数値や施策の指針が変わるから
運用目的・KPIが明確でないと、何を達成するためにどんな施策を打っていくのかという部分が定まらず、効果的なInstagram運用は出来ません。また、何か施策を行ったとしても、何を持って成果とするかがわからず、十分な振り返りを行うことが難しくなります。
目的やKPIはアカウントの運用方針を決める指針となりますので、運用初期の段階で明確にしておくことが重要です。さらに、その運用目的やKPIをクライアントと共有することで、運用方針に納得感を持ってもらうことが出来ます。
目的・KPI設計を行うメリット
施策の立案や振り返りが行いやすくなる
運用目的やKPIを明確にすることで、「認知拡大のためにリーチ数を増やそう」「ファン獲得のためにユーザーとのコミュニケーションが取れる施策をしよう」などと、目的に沿った具体的なアクションプランが考えやすくなります。さらに、施策を行った後に振り返りを重なう際もどの指標を見るべきかが明確なので、スムーズに分析することが可能です。
クライアントに成果が示しやすくなる
運用目的を根拠にKPIを設定すると、何を持って成果とするのが分かりやすくなりクライアントに成果が示しやすくなります。
運用目的とKPIが不明確だとフォロワー数などのわかりやすい数値ばかり注目されてしまったり、無謀な数値を求めれらてしまうケースがよくあります。このような場合、なぜフォロワー数を指標として追うのか、なぜその数値が目標になったのかについて根拠がないケースがほとんどです。
そこで、運用目的や業界の傾向からKPIを定めると目標に対する納得感が生まれます。したがって、無理な数値を追うこともなく、運用目的に沿った指標で判断してもらえるため、クライアントに成果を認めてもらいやすくなります。
目的別の適切なKPI設定の例
ここで、どのようにKPI設定を行えば良いかを一つ例に挙げて紹介します。
「認知拡大」を目的としたKPI設定
認知拡大を目的としている場合、追うべき指標は「フォロワー数」ではなく「リーチ数」です。「リーチ数が伸びた=より多くのユーザーに投稿を見てもらえた」ということになるため認知拡大に繋がります。また、「リーチ数」を上げるためにはエンゲージメントも大きく関わってくるので、「エンゲージメント率」も合わせて追っていく必要があります。
このようにクライアントのKPIに対して、どの指標が重要でどんな施策を打つことが目標達成へと繋がるのか共有しながら運用することで、効果的なInstagram運用を行うことができるようになります。
また、KPIに対して確認すべき指標は下記のカスタマージャーニーの図に沿って確認することもおすすめです。より施策に整合性を持たせるためにも、クライアントのKPIをカスタマージャーニーに当てはめて精度の高い施策を検討してみましょう。
SINISのここをCheck!
LITEプラン(無料)でできること
アカウントサマリー
アカウントサマリーでは、リーチ数やインプレッション数など様々な数値を確認したり、期間を決めて比較することができます。そのため、まずはクライアントのアカウントの数値を把握しましょう。その上でKPIに合わせた指標に注目し、施策を考えることでより説得力のある運用を行うことができます。
例)「認知拡大」を運用目的とした場合
まずは認知拡大に関わるリーチ数を把握し、リーチ数に関わるエンゲージメント率も合わせて確認します。数値が確認できたところで、リーチ数、エンゲージメント率を今後どのように伸ばしていくか、クライアントに提案・共有しましょう。
STARTERプラン(有料)でできること
競合アカウント分析
競合アカウント分析機能では、競合アカウントのフォロワー数の推移やエンゲージメント率の他、投稿分析や利用しているハッシュタグも確認することができます。
競合アカウントの数値の伸びを参考に、クライアントのKPIに沿ったより具体的な数値目標を設定することが可能になります。また、競合の伸びている投稿そのものを確認することもできるので、投稿写真や文章など数値が伸びている要因となっていそうな部分も分析して取り入れてみましょう。